日高高等学校

アクセス
JR山陰本線「江原駅」から徒歩3分とアクセスの良い位置にある全日制の高等学校です。
学校の周囲は住宅街となっており、静かな中で勉学に打ち込める環境になります。
前身の高校から1969年に現在の日高高等学校に変わっており、令和元年に創立70周年を迎えています。

偏差値
看護科と福祉科があり、ともに推薦選抜で入試がおこなわれます。
2019年の受験者数は看護科で41人、福祉科で33人です。
倍率は看護科で1.03倍、福祉科で0.83倍です。

卒業生の進路
看護科と福祉科は地域で唯一の看護と福祉を専門とする県立高校のため、進路も基本的には就職が中心となっています。
福祉科では老人ホームや介護施設への就職が主な進路となっており、四年制大学や短大、専門学校に進んだ場合には福祉学科や保育学科を選択しています。
四年制大学の主な進学先は、立命館大学や同志社大学、兵庫大学などです。
看護科の進路は、大学の附属病院や県立病院、民間病院などへの就職です。

 

偏差値が前後の高校との比較

	国公立	関関同立	産近甲龍	他私立／短大	専門学校	就職
日高	0.00%	4.30%	0.00%	14.90%	19.10%	61.70%
和田山	0.00%	0.00%	1.10%	26.40%	33.00%	39.60%
但馬農業	0.00%	0.00%	0.00%	5.60%	24.10%	70.40%

 

特徴
「自主創造・清純明朗・敬愛奉仕」を教育理念に掲げ、豊かな心を持つような生徒となるように指導をおこなっています。

同校の特徴といえば、地域で唯一の看護と福祉を専門とする県立高校な点です。
看護科と福祉課でそれぞれ専門的な学習と経験を積み重ね、就職につながる教育方針を取っています。
学習は時代の流れにあわせてICTを積極的に導入しており、リモート授業などハイブリッドな学習様式を採用しています。

また実習を通して、地域の保育園や幼稚園、老人ホームとの深いつながりも同校の特徴です。
地域との交流を欠かさないことで、掲げている教育理念を実現できる指導を実践しています。

就職がメインとなる同校では3年間という短い期間の中で、現場で活躍できる人材となるために、多くの時間を実習に費やされます。
一方で部活動や行事、ボランティア活動も充実しているため、学生として生活も送ることが可能です。

同校では県立高校としては珍しく寮が設置されており、県外や遠距離から入学する学生に対応しています。
看護系・福祉系の資格取得を目指す生徒の生活の場になっていることもあり、寮では規則正しい自律した生活を送っています。

■看護科
看護に必要な専門知識や技能を身につけ、地域医療に貢献するレベルの高い看護師育成を目指す学科です。
同学科は5年一貫教育の方針を取っており、看護科で3年間、看護専攻科で2年間の学習をおこないます。
同校の看護師国家試験の合格率は、2022年度では100%です。
全国平均が90.8%となる中、高い実績を残しています。

日々の学習は普通教科をベースに、看護の専門教科を徐々に学んでいくスタイルです。
看護科では2年次になると、病院でのオリエンテーション実習がスタート。
5～10日の間、実際に病院で実習や課題学習をおこない専門性を高めていきます。

看護専攻科に進むと、さらに長期間に及ぶ実習をおこないます。

■福祉課
福祉に関する専門知識や技能を学び、地域社会に貢献できる介護のスペシャリストを目指す学科です。
同校の介護福祉士試験の合格率は、2022年度では100%です。
全国平均が84.3%となる中、高い実績を誇っています。

日々の学習では社会福祉基礎や介護福祉基礎、生活支援技術などの専門的な知識を身につけます。
同時に実習や体験を通して、実務・実技を学べるカリキュラムも組まれており、実習は1年次からスタート。
2年次・3年次では1～2週間にわたり、老人ホームで実習をおこない、本格的な技能を身につけます。

より体系的に福祉関係を学びたい学生は、大学や専門学校に進学する学生もいます。

〈クラブ活動や学校行事〉
運動部が7、文化部が8の計15の部が活動をおこなっています。
看護や福祉など専門性の高い内容を学習しながらも、多くの学生が部活動との両立を実現。
ソフトボール部やバスケットボール部、バレーボール部は兵庫県内の大会で優勝や入賞をするなど、高い実績を残しています。
卒業後の就職を見据えて、多くの実習が行われている同校ですが、1日研修や遠足など生徒同士の親睦が深まる行事は
用意されています。
同校では年2回オープンスクールがおこなわれており、将来的に看護や福祉分野で働くことを目指している中学生と保護者に
開かれている点も特徴です。

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