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まんてん通信
9月からの受験勉強
2018.09.10
9月に入り急に気温が下がったような気がします。体調などを崩されないよう気を付けてお過ごしください。
さてそんな9月の今回は、夏休みが明けてからの受験に向けた勉強のやり方にアドバイスしていきたいと思います。
模試の結果と向き合おう
中学3年生のみなさんはおそらく多くの方が9月に模試を受けているかと思います。もし受けていない方がいるなら、直近の次の模試は必ず受験するようにしてください。模試の結果がそのまま受験の未来予想図になっているかと言えば、そうではありません。結果に一喜一憂する必要はないのでまずはしっかりと向き合っていきましょう。
模試の点数が低くて落ち込んでいるかも知れませんが、実は気にする必要はありません。そもそも学校のテストと比べて難易度が非常に上がっているからです。
灘や長田へ進学する生徒も受けるテストですから、そう言った生徒が軒並み100点になってしまうと正しい偏差値が分からなくなってしまいます。それでは模試の意味がありませんね。その為、上位の生徒の結果をきちんと点数化するため、全体の難易度が大きく引き上げられています。
点数よりも偏差値を目安に、今後の受験対策への指標にしましょう
今後の計画をしっかりと立てよう
受験までの長期休みはもう冬休みしかありません。そこでは当然誰しもが頑張って力を付けていくことになります。ですので、差を付けられるのはそれ以外の部分でどれだけ勉強できるかに懸かっています。毎日の勉強を工夫して上手くやれるかどうかが非常に重要になってきますから、意識を持って日々の生活を変えていきましょう。
模試での偏差値が50以上あるようなら、今後はとにかく応用問題などの演習に挑戦していく必要があります。特に、問題集などでよく見る県名や高校名がかいてある問題は、以前に受験問題として出題されている問題です。そういった実践的な問題を中心として、繰り返し解けるように日々のスケジュールを立てていきましょう。
一方で、それより下回っている場合はもう一度基礎的な内容から始めなければいけない可能性があります。長期休みに頼っている時間はありませんから、苦手な分野がどこなのか、その部分の問題集を何周するつもりなのか、などしっかり期間と量を決め、逆算して一日のスケジュールを立てるようにしましょう。
問題を解いた後も大事
日々の勉強で問題を解いて終わり、としていませんか? それではあまりにもったいないです。特に受験勉強では「正解していればいい」「解けなかったからダメ」ということはありませんから、それぞれの問題を解いた後、反省や分析も非常に重要になってきます。
特に一番重要なのは『スピード』ですね。簡単な問題で時間をかけてしまって後の問題が解けなくなってしまった、ということはよく聞く話です。それの対策は、日々スピードを意識して問題と向き合うことだけです。正解しているが遅い、という問題は特に重点的にやる必要がありますから、解き終わった問題も「今のは適正な時間だったか」「どこで無駄に時間をかけてしまったか」などは意識して見直すようにしてください。
また解けなかった問題も、全て解説を読んで理解しなければいけないかというと、そうではありません。志望校が決まっているのであれば、おおよその目標点は分かっているはずです。たとえば志望校の安全圏が70点なのに90点台の生徒が挑戦するようなハイレベルの問題は解ける必要がありませんよね。入試だけでなく勉強時間にも限りはあるので、明らかに必要ない問題はパスするという鑑識眼も非常に重要です。無駄にしすぎることのないよう「これは頑張れば解ける問題」なのかそうでないのかは解けなかった問題でも見極めるようにしましょう。
受験まであと半年。しっかりと頑張っていきましょう!