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まんてん通信
不可欠な日々の勉強
2018.10.20
学生にとって勉強は、基本的にやらなければいいのならやりたくないものですよね。成績を上げるには毎日予習復習をきちんとこなし、課題をためず、わからない問題はその都度学校や塾の先生、あるいは友達に聞き、テスト前には何時間もしっかり勉強する――というのが正攻法で、一番確実で効率の良い方法でもありますが、普段からそれほど勉強できる人は稀だと思います。
今回はその中でも、毎日の勉強が0時間という層に向けて、何からはじめていくべきかをアドバイスしていきたいと思います。
毎日やるべきは学校のワーク
部活で忙しいなどの理由で提出しなければいけない宿題だけをやってほかの勉強は放置、という生徒は少なくないようです。しかしそれで成績が上がらないのも当然ですね。
成績を上げることとテストの点数を上げることとほとんどイコールです。そのために一番簡単な方法は、とにかくテスト直前の勉強時間を確保することにあります。テスト一週間前、部活が休止になったり短縮になったりしているその期間にきちんと詰め込めるかどうかでテストの点は大きく左右されます。――しかし、ここでテスト時に提出しなければならない課題に追われてしまっている場合が非常に多いのです。
最悪なパターンは、提出量が多いのでとにかく解答を写すだけ写し、それで時間が過ぎ去ってしまうこと。机に向かっている時間は多いものの、実勉強時間はゼロです。これではテストで点が取れるわけがありません。
そのため、毎日こつこつと授業で進んだのと同じ分だけワークを進めておく必要があるのです。それさえ終わらせておけば、テスト前にはきちんとテスト勉強の時間を確保することができるからです。
ワークを進めておくことのメリット
毎日ワークを進めておくことのメリットはほかにもあります。
ひとつは、テスト期間前に問題に触れていることで、自分が理解できている範囲とそうでない範囲がぼんやりとでも認識できるということです。もっと点数を上げるために理解できていない範囲を重点的に進める、あるいは確実に点を積み重ねていくために理解できているところを完璧にする、など自分にあったテストの戦略を立てる上でも、その認識ができているかどうかは大きな強みになってきます。
またほかにも、単純に机に向かうことのハードルを下げることにも繋がります。日々勉強ができない人は、机に向かうことが億劫で集中も持続しません。しかし毎日授業の範囲に合わせたワーク程度であれば、分量は三十分程度、一時間もないでしょう。集中を保てる範囲内で毎日机に向かうことで、勉強することそのものへの苦手意識を薄くさせ、テスト前の勉強もモチベーションも高く、長い集中を維持できるようになります。
理想を言えばもっとたくさんの勉強を、となりますが、それは現実的ではありません。まずはスタートラインとして、毎日勉強していない方はこのあたりから少しずつ進めていってもらえればな、と思っています。