香住高等学校

アクセス

兵庫県香住町にある全日制の高校です。四季折々の豊かな自然に恵まれた環境の中で勉学や部活動に励んでいます。JR山陰本線「香住」駅から徒歩１６分

偏差値　推薦選抜（海洋科学科）と一般選抜で実施されます。合格の目安となる偏差値は推薦選抜で４０、一般選抜では４２です。

 

卒業後の進路

卒業生の主な進路は、広島大学、岡山大学、鳥取環境大学などの国公立大学のほか、近畿大、京都橘大、神戸学院大、大阪産業大、京都産業大、福山大など関西圏を中心とした全国の大学です。また、海洋技術短期学校や専門学校への進学や地域の水産会社に就職する生徒もいます。

偏差値が前後の高校との比較

	国公立	関関同立	産近甲龍	他私立／短大	専門学校	就職
香住	7.00%	0.00%	4.40%	34.20%	35.10%	19.20%
生野	3.40%	6.80%	5.10%	44.10%	28.80%	11.90%
豊岡総合	0.00%	0.00%	4.30%	29.70%	29.70%	36.20%

特徴

昭和２１年（１９４６年）、県立香住水産学校として創設され、昭和３７年（１９５２年）に現在の校名に改められました。「真理を究め、責任を果し、敬愛を尽す」の校訓のもと、家庭・地域社会と連携して夢や志を育む教育を推進し、知・徳・体の調和した、こころ豊かで自立する人を育てることを教育方針としています。「海と地域に学び、貢献する香住高校」を合い言葉に、将来の日本の水産業を担う人材、地域を支える人材の育成に取り組んでいます。県下唯一の水産系学科である海洋科学科があり、大型実習船「但州丸」と小型実習船「しりうす」を持ち、県下各地から海や船や魚に興味を持った生徒が集まっています。また、遠方に在住の海洋科学科の生徒が通学するための寮が設置されているのも特徴的です。普通科では、大学進学などのニーズに対応するためのコースが設置されており、大学入試に備えることができます。

 

〈学校生活ーホームルームと進路指導〉
生徒の意見や希望の理解に努め、人間的なふれあいに基づく生徒指導を推進しています。規律と秩序ある校風を作り、基本的生活習慣を確立させることともに、あいさつ、言葉づかい、時間厳守、学習マナー、頭髪・服装規定の遵守などマナーアップに努めています。学校は、カウンセリングマインドをもって生徒に接し、キャンパスカウンセラー・家庭・関係諸機関との連携を図っています。生徒が「将来やりたいことや学びたいこと」を発見し実現できるよう支援することに重点を置いており、自己の在り方や生き方を自分でじっくり考させることで自己理解を深めるように日々指導しています。
進路指導においては、興味・関心、適性や能力をふまえた進路選択と目標設定をさせるよう指導がされており、学校において進路情報を積極的に収集し、生徒自身が自己実現のための進路目標を主体的かつ具体的に考えることができる材料を提供しています。

 

〈学びの特色〉
普通科は１年次から国公立大学、私立大学への進学を目指すアカデミックコースと多様な実習科目で個性を伸長するアクティブコースが設置されています。圏内唯一の海洋科学科にはオーシャン（航海系）、アクア（生物系）、シーフード（食品系）の３コースがあり、オーシャンコースでは大型実習船による長期の遠洋航海も実施しているのが特徴的です。

 

■普通科
「アカデミックコース」では、1年次より、少人数制によるきめ細かい指導を行っています。2年次からは、更に進路に応じた選択科目を配置し、学びを深めます。また１・２年次に「アクティブコース」より基礎的な科目を２単位多く学ぶことで、大学進学などの進路実現に向けた実力を養成します。
「アクティブコース」では、２年次で「水産海洋基礎（4単位）」を、3年次で「水産海洋科学（2単位）」と「海洋探究（4単位）」が選択科目として設置されています。また、併設の海洋科学科の授業を普通科でも学ぶことができます。学科融合型の授業体系によって海洋科学科の資産を活かした総合的な人間力が身につきます。

 

■海洋科学科
オーシャンコース、アクアコース、シーフードコースの３コースが設置されています。
オーシャンコースでは、船の運転や機関（エンジン）のしくみなどの技術を学びます。大型実習船「但州丸」３５８トン、小型実習船「しりうす」１９トンに乗船して、航海や実習を行いながら航海士としての技術を学びます。長期間の遠洋航海実習などを行い、航海士としての技術を学びながら、実習船での生活を通じてお互いに助け合う心を育てます。小型実習船では、沿岸航海実習や魚釣り、タコツボ実習などを行います。将来は商船やタンカー船、漁船など船舶の船長や航海士となることを目指します。
アクアコースでは、海洋の生物や環境に関する知識や技術を学びます。ヒラメなどを飼育（採卵・放流・養殖）し市場に出荷しています。水族館実習ではやスノーケリング、ダイビング実習、水生生物による水質調査など、海にも川にも近いという恵まれた学校の利点を生かし、生き物の生態や環境保全について技術を持つ人材を育成しています。
シーフードコースでは、食品の調理や加工など食品についての知識と技術を学び、食のプロを目指します。食品の栄養や食文化、食品の流通、食品衛生など、食を取り巻く多くの分野を学びます。食品加工の技術や、料理の調理技術を身に付けることを目標にしています。

〈クラブ活動や学校行事〉
クラブ活動は活発に行われており、野球、陸上競技、バレーボール、バスケットボール、ソフトテニスなどの運動部や吹奏楽、茶道、絵画、ボランティアなどの文化部やフォークソング同好会も活動しています。また、学校行事としては、海龍祭（体育祭・文化祭）、球技大会、修学旅行など生徒同士の親睦や協力が深まる行事も充実しています。

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