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まんてん通信
まんてん通信 2020年6月号
2020.06.01
家庭での日常会話
緊急事態宣言が発表されてから1か月が経ちました。
学校が休校になって2か月が経ち、子供たちのストレスも溜まってきたと思いますが、それ以上に両親も日々ストレスと闘ってると思います。
毎日の忙しい生活のなかで、ついつい子どもにマイナスの言葉を投げつけてしまい、あとで反省することも多いと思います。「早くしなさい」「いい加減にしなさい」「何やってるの」「なんでやってないの」等々。しかし、当たり前ですが、大人も子供たちもこうした言葉では元気も意欲も出ません。
親子関係や親子間のコミュニケーションは学習意欲と学力向上に密接な結びつきがあることが分かっています。日常何気なく声をかけ、話をしていますが、そこで意識せず言っている言葉のひとつひとつが実は学習意欲を大きく左右しているのです。
ご家庭においてもこうした事情も配慮してプラスの言葉かけをもっと出来るとよいですね。
心理学の概念で、「ストローク」という言葉があります。
人間が元気と勇気を出すことが出来る言語と動作のことです。
挨拶する、激励する、慰める、同情する、共感する際に発する言葉がそれです。
また、手を振る、にっこりする、握手するなどの動作もストロークです。
ストロークを与えられると、心が満ち足りて、本来の自分らしさや人間らしさを取り戻すことができます。
ストロークが多ければ多いほど、心も表情も豊かになり、イキイキとしてきます。
子供の存在を認め「キミはここにいてもいいんだよ」「あなたのことはしっかりと見ているよ」「あなたのことは大好きだよ」というストロークを与えることで、子供は安心感を感じます。
同時に、ストロークを与えてくれた人に信頼感を持つようになります。
ストロークを与えるのは、決して時間がかかることでも、手間がかかることでもありません。
家族で過ごす時間が増えたのを機に日常会話を意識しても良いかもしれませんね。
今月の高校紹介・・・兵庫県立芦屋高校
①どこにあるの?
阪神本線 芦屋駅より東へ徒歩5分
②どんな校風?
教育綱領として、「自治・自由・創造」の3つを掲げています。
③どんなクラブが盛ん?
公立高校では珍しいカヌー部、ヨット部、鉄道研究会や、ダブルダッチ同好会というユニークな同好会もあります。その他の部活を含め、活発な活動が行われています。
④どんなコースがあるの?(レベルは?)
普通科単位制高校で2年次からは進路に応じて科目選択し、自由な時間割を作れます。
⑤卒業後の進路は?
過去5年でも毎年国公立大学へ20名余り、私立大学へ500名以上の合格実績があります。
4年制大学への進学が、全体の6~7割程度となっています。