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湊川教室
学校課題に取り組むタイミングを考えてみよう!
2021.10.03
こんにちは、湊川教室です。
そろそろ中間テストの時期ですが、先日授業をしていてこんなことがありました。
私「さぁ、テスト前だからワークの○○ページから△△ページまで宿題な!」
生徒「え、学校の課題終わってないからそんなに出来ません!」
なんてことでしょうか・・・テスト1週間前だというのに、提出課題に全く手をつけておらず、30ページほど残っているとのことです。
さらに聞いていると、テストまでに課題を終わらせて、提出すればいい、という認識でした。
こんなやり方では、テストで結果が出ません。
理由を説明してみますね。
理由① ときなおしの時間が考えられていない
生徒の言う通り、提出課題をなんとか終わらせて、提出期限に間に合ったとします。
あれ?解き直しする時間はある?ということです。
課題の提出は勿論大事なのですが、勉強の本質は「解けなかった問題を解けるようにすること」です。
テスト1週間前から課題に取り組んでいるようでは、1回解き終わった後に、間違えた問題を解き直す時間をとることが
なかなか難しいと思います。
1回だけやって、解き直しをせずに提出するのは、勉強のうちにはいりません。
課題の空欄を埋めただけの作業です。
理由② 復習のタイミングが悪くなる
まとめて一気に課題に取り組むので、学期の初めの方にやった単元や問題は忘れていることがほとんどです。
記憶の定着のためには、初めの方は短い間隔で反復し、徐々に長い期間をおいて反復する必要があります。
詳しくは、エビングハウスの忘却曲線を調べてみてください。
ですので、テスト前にドカンと復習するやり方は、効果が薄いと考えられます。
理由③課題以外に取り組む時間がなくなってしまう
定期テストは、大体1~2か月に1度くらいで行われます。
1か月分の課題を一気にやろうとすると、課題を終わらせることで精いっぱいになることが多いので
テスト範囲の「このプリントを確認しておきましょう!」とか「追加のこの単元も確認しよう!」みたいな
プラスアルファのテスト勉強まで手が回らなくなってしまいます。
丸暗記するだけで10点とれたのに・・・・みたいな事も多いので、非常にもったいないです。
結論!では、課題に取り組むタイミングはいつが良いのか!?
学校で習ったその日に、習ったところ・出来るところまで進めておきましょう。
これだけです。
もしどうしても、その日中にできなければ、次の日まとめて。
平日に復習の時間がとれないようであれば、土日に1週間分をすすめる。
そして、解けなかった問題は必ず×印をつけておき、解き直しすべき問題としてチェックしておきましょう。
※ときなおしは、テスト1週間前にもやるので、必ずチェックしておくように!
勉強の最大のコツは、毎日続けることです。
テスト前に焦って、せっかくの1週間前が課題をこなすだけの時間にならないように
コツコツ進めておきましょう!