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【中学生保護者向け】高校受験のためにかかる塾の費用はいくら?塾を選ぶポイントも解説!

2022.01.15

調べる女性

文部科学省の調査(※1)によると、令和2年度の高校等への進学率(国公私立の全日制・定時制の計)は95.5%、通信制高校を含めると98.8%で、ほとんどの中学生が高校進学していることがわかります。

 

高校の偏差値によって授業の内容も異なりますので、難関大学へ行きたいならば偏差値の高い高校へ進学したいものです。

独学でも難関高校への合格が不可能なわけではありません。

しかし株式会社インタースペースの「小学生・中学生の塾通い」に関する実態調査(※2)によると、中学生の54.2%が学習・進学塾に通っていることからも、塾へ通っている中学生は過半数を占めていることがわかります。

 

中学校の授業では苦手科目ができてしまうこともあり、塾へ通うことで苦手科目の克服ができたり、効率的な学習方法を吸収できたりするのも事実です。

また、志望校選定や学校別対策など、受験に関する情報が細かく仕入れられるため塾へ通った方が有利でもあります。

 

とはいえ、塾へ通うのにどのくらい費用がかかるのか保護者としては気になりますよね。

 

この記事では高校受験のための塾にかかる費用はどれくらいかを解説します。

一般的な中学生の通塾にかかる費用や、具体的な塾ごとの金額も紹介していますので、参考にしてみてください。

 

一般的な塾の費用の相場

一般的に塾に通うのにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

文部科学省の「平成30年度 子供の学習費調査(※3)」によると、学習塾費は、中学校では公立が約20万3,000円、私立が約15万3,000円でした。

なお、学年別では以下のとおりでした。

 

【公立】

・中学1年:約11万円

・中学2年:約17万8,000円

・中学3年:約31万4,000円

 

【私立】

・中学1年:約11万7,000円

・中学2年:約15万7,000円

・中学3年:約18万7,000円

 

全体的に私立より公立の方が高く、特に公立の中学3年生は飛びぬけて費用がかかることがうかがえます。

 

神戸市・明石市にある塾と費用の例

では実際の塾ではどのように費用がかかるのでしょうか。

ここでは神戸市内と明石市内にある一部の塾の特徴および費用を紹介します。

あくまで掲載時での情報ですので、各塾の最新の情報をお確かめください。

 

関西個別指導学院

関西個別指導学院はベネッセグループの東京個別指導学院が運営する個別指導塾で、神戸市内には三宮教室を始め8教室あります。

 

個別指導塾であるため、学習進捗状況や個人のレベルに沿って指導しています。

一人ひとりに合わせた学習計画を作成しており、合理的な学習が可能です。

志望校合格に向けた情報提供が厚く、進路面談も年間6回実施しています。

地域密着型の塾であることを活かし、学校ごとの定期テスト対策を行っていたり、通常の授業とは別で無料テスト対策補講が実施されていたりと、内申点対策もバッチリです。

急な予定が入ってしまった際に無料で授業を振り替えることもでき、部活動と両立したいお子さんにも嬉しいシステムです。

なお、教室に通っている場合のサービスとして、双方向型のオンライン個別指導も受けられます。

 

料金は授業料と設備費のみで、入会金・年会費はありません。

その他、教材費は実費がかかりますが、既に持っている教材を使用する場合は、教材費は不要です。

具体的な授業料はホームページ上で公開されておらず、一人ひとりに合わせた学習計画を作成するため、学習相談や学習レベルを確認したうえで学習プランを提案、授業料を提案という流れになっています。

 

【関西個別指導学院 ホームページ】

https://www.kobetsu.co.jp/kansai/

 

個別指導京進スクール・ワン

個別指導京進スクール・ワンは先生1人:生徒2人の形態の個別指導塾です。

神戸市内には藤原台教室を始め、10教室、明石市には1教室あります。

 

「周囲と刺激し合いお互い高められる」など集団塾のメリットと、柔軟な日程選択、質問のしやすさ、一人ひとりに合った指導などの家庭教師のメリットを兼ね備えた特徴を持っています。

脳科学をベースとした学習方法が取り入れられていたり、褒めることによってモチベーションを引き出す指導法が導入されたりと、理論的な指導が行われています。

 

一番遅い授業の開始時間は20時ですし、月1回振り替え授業があるため、部活動との両立もしやすい点も嬉しいポイントです。

家庭とのコミュニケーションも丁寧で、個別指導報告書にて毎月家庭へ報告されたり、年2回の保護者懇談が行われたり、お子さんが欠席した場合にはご家庭へ確認の電話がされたり、入退室をお知らせする「通塾メール」の配信があったりします。

 

料金は具体的な金額はホームページで公開されていません。

オーダーメイドのカリキュラムを作成するため、問い合わせ後、体験授業や学習カウンセリングを通じ授業回数や通塾日を決めていきます。

 

【個別指導京進スクール・ワン ホームページ】

https://www.kyoshin.co.jp/s1/

 

個別教室のトライ

個別教室のトライは47都道府県に計607の直営教室のある有名個別指導塾です。

神戸市内には岡本駅前校を始め7校、明石市には2校があります。

 

マンツーマン指導の独自のノウハウを持っており、個別指導の効果を上げるためのさまざまな工夫が凝らされています。

生徒から講師に学んだ内容を説明する「ダイアログ学習法」では説明することで「わかったつもり」を防止します。

また、120万人のデータをベースに性格別学習法の提案ができ、タイプに合った学習法によって、より効果的な学習を促すことができるのも特長です。

 

料金は教室長兼教育プランナーが、一人ひとりの悩みや目標をヒアリングし、予算に合わせたカリキュラム及び授業料を提案します。

入会金は11,000円です。オンライン個別指導に関しては、月4回60分で10,000円台からです。

 

【個別教室のトライ ホームページ】

https://www.kobekyo.com/

 

山本塾

山本塾は、受験を通過点と考え、子どもが夢を持って努力できる力を育むことを重視しています。

小中高一貫指導を行っており、小学生から大学受験に向けて学力を積み重ねられます。

「高校受験コース【中学部】」もしくは個別指導部のある神戸市内にある教室は11ケ所あります。

 

定期テストの1、2週間前からテスト範囲に合わせた指導を行っているため内申点対策も行われていますし、過去問を解く機会も設けられており、本番のための指導も手厚いです。

教室によっては特進クラスも設置しており、英語と数学のよりハイレベルな問題に取り組みます。

子どもたちが親元を離れ、初めて出会う子どもたちと共同生活を行う合宿教育が行われている点も特徴的です。

 

入塾時には入会金、月謝、維持費、教材費、システム教材費、テスト費がかかります。

費用はコースによって異なりますが、ホームページでは公開されていないため、各教室へ問い合わせが必要です。

 

【山本塾 ホームページ】

https://www.yamamotojuku.co.jp/

 

スクールIE

「やる気スイッチ」で有名な個別指導塾で、全国各地に教室があり、神戸市内にも14教室、明石市に1教室あります。

授業形式は1対1、もしくは1対2で、一人ひとりの性格と学力から相性の良い講師を選び、テキストも個人のためだけに作られたものを使用します。

 

個別指導報告書によって保護者にも学習の進捗状況を共有したり、教室長による面談を年3回実施したりと保護者への情報共有も手厚いです。

 

料金はオーダーメイドの指導を行っているため、個性診断と学力診断を受けた後、目標を設定し、学習プラン及び授業料が提案される仕組みです。

入会時には入会金22,000円のほか、維持管理費、基礎教材費等がかかります。

 

【スクールIE ホームページ】

https://www.schoolie-net.jp/

 

明光義塾

明光義塾は全国各地に教室のある個別指導塾で、神戸市には19の教室があります。

 

一人ひとりの目標や悩みをヒアリングし、オーダーメイドの学習計画を作成しています。

考える力を身につける指導や対話型指導が特徴的です。

豊富な情報から学校ごとの定期テスト対策や志望校ごとの受験対策も手厚い指導がされています。

 

授業料(料金)シミュレーターによると、料金は以下のとおりです。授業料以外に諸経費や教材費が別途かかります。

 

【中1・中2(1回90分授業)】

・週1回(月4回):14,300円

・週2回(月8回):26,400円

・週3回(月12回):37,400円

 

【中3(1回90分授業)】

・週1回(月4回):15,400円

・週2回(月8回):28,600円

・週3回(月12回):40,700円

 

なお、明光義塾では対面と同じような個別指導をオンラインでも展開しています。

対面とオンラインを切り替えての受講も可能です。

 

【明光義塾 ホームページ】

https://www.meikogijuku.jp/

 

まんてん個別

「まんてん個別」は神戸市と明石市に計8教室を展開している個別指導塾で、基本の指導形式は1:2です。

 

コースは2種類あり、スタンダードコースと苦手克服コースがあります。

スタンダードコースは英語と数学は必須で、国語・理科・社会は自立型の個別指導によって、週3コマまで自分でスケジュールを組んで受講が可能です。

苦手克服コースでは、英語または数学を週に1回、国語・理科・社会のいずれか1科目を週に1コマ自立型個別指導で受講できます。

定期テスト2週間前からは、テスト対策勉強会や土日のテスト対策ゼミなど、テスト対策は無料で行っています。

 

※自立型の個別指導とは、生徒が主体となって学習を行い、わからない部分があれば質問できる指導方法です。

 

料金は以下のとおりです。

なお、入塾金は0円、教室運営費が月2,750円(税込)かかります。

兄弟姉妹で同時に通っている場合、双方の授業料が10%割引されます。

 

【スタンダードコース】

・中1:24,090円

・中2:24,090円

・中3:26,290円

 

【苦手克服コース】

・中1:13,090円

・中2:13,090円

・中3:14,190円

 

【まんてん個別 ホームページ】

https://mantenlab.com/

 

授業料以外でかかる料金

塾へ通う際にかかるのは授業料だけではありません。

塾によってかかる費用は異なりますが、毎月の支払いになると意外と負担が大きいことがありますし、一時的とはいえ、準備しておきたい費用でもあります。

授業料以外に必要となる一般的な費用を紹介します。

 

入会金

多くの場合、塾に入会する際に入会金がかかります。

金額は10,000円~20,000円ほどのケースが多いです。

期間限定のキャンペーンで割引になったり、兄弟姉妹や友人紹介で割引になるケースもあったりするため、確認してみてください。

 

教材費

授業料とは別に教材費がかかることもあります。

教材費として集金される場合もあれば、個別指導塾では元々持っているテキストを利用可のケースもあり、その場合は実費負担です。

また、定期的に模試が実施されますが、模試代が別にかかる塾もあります。

 

特別講習費

夏期講習・冬期講習・春期講習といった長期休暇期間の講習会に参加する場合は、別途費用がかかります。

多くは任意の参加ですが、長期休暇に塾に通わずモチベーションを維持し続けるのは難しいものです。

お子さんの学習習慣を維持するためにも、必要な費用と考えておいたほうがいいかもしれません。

 

施設費

電気代・水道代・通信費など施設の管理にかかる費用です。

「維持費」という名目の塾もあります。

 

交通費

通塾にあたって電車やバスを利用するのであれば、交通費もかかります。

徒歩圏内であっても、帰宅時間が遅くなるためお迎えをするご家庭もありますが、その場合、ガソリン代も必要です。

公共交通機関を利用する場合は通塾の頻度にもよりますが、定期券や回数券を利用した方がお得かもしれません。

 

塾の費用を抑える方法

ここまで読んで「結構費用がかかる」と思った方もいらっしゃるでしょう。

塾の費用をなるべく抑えるポイントもありますので、紹介します。

 

オンライン形式で授業を受ける

時世の変化もあり、近年オンライン授業が実施されている塾も増加傾向です。

オンラインといっても録画された授業を見るのではなく、双方向でのコミュニケーションが可能な形式です。

一般的にオンライン授業の方が、費用が安く済ませられます。

 

また、オンライン授業は通塾のための移動時間の短縮、夜道の移動を避けられる安全性、学習の様子を保護者がうかがえるなどのメリットもあります。

 

授業のコマ数を減らす

一般的には、学ぶ科目数が多ければやはり授業料も高くなります。

個別指導塾の場合、週1回1コマから受講できる塾もあるため、塾で学ぶ科目を苦手科目や伸ばしたい科目に絞り、他の科目は家庭学習にする方法を検討してみてください。

 

指導方法は集団指導を選ぶ

一般的には個別指導の方が人件費はかかるため、集団指導より個別指導の方が授業料は高い傾向が見られます。

 

集団指導のメリット・デメリット

集団指導と個別指導どちらを選ぶか迷うところ。

それぞれのメリット・デメリットを紹介しますので、選ぶ際の参考にしてみてください。

 

まず集団指導のメリットですが、一緒に授業を受ける生徒がいることによって刺激し合い、高め合える効果が期待できます。

個別指導よりも費用が抑えられるのもメリットです。

一方、クラス単位で授業が進むため、個々人に合ったきめ細かな指導を期待するのは難しく、わからないまま授業が進んでしまう恐れもあります。

控えめな性格のお子さんは、自分から質問することにハードルを感じるかもしれません。

 

個別指導は一人ひとりに合ったカリキュラムやスケジュールが組まれるため、苦手を克服したいポイントを重点的に学習したり、個人のレベルに合わせた学習が可能だったりします。

1対1もしくは1対2で行われることが多いため、講師との距離が近く、質問や相談のしやすさもポイントです。

一方、周囲の頑張っている姿が見えず、気が緩んでしまうことがあり得ること、費用は集団指導に比べ、高い傾向にあることはデメリットです。

 

塾を選ぶポイント

塾を選ぶ際にはどのような点を見ればよいか、選ぶポイントについても紹介します。

 

対応できる授業のレベル

多くの塾では高校受験を意識するのと同時に、苦手科目をなくしたり、定期テスト対策を行ったりしていますが、難関校を目指したい場合、難関校受験に合わせた指導を行ってもらえるかは確認しましょう。

個別指導の場合は一人ひとりに合わせた学習指導が行われますが、集団指導の場合はハイレベルなクラスがあるか見ておくとよいでしょう。

その塾からの合格実績も判断の一つのポイントです。

 

講師や授業の雰囲気

ホームページやパンフレットで好印象でも、実際に通ってみると「イメージが違った」ということもあり得ます。

見学や体験授業で授業や講師の雰囲気を見ておくとギャップを減らせるでしょう。

集団指導の場合は質問のしやすさもチェックポイントです。

 

自習室の有無

自習室・自習スペースが利用できる塾もあります。

家で勉強に集中するのが難しいお子さんにとっては、重要なポイントですので見ておきましょう。

 

家庭と塾とのコミュニケーションの機会

思春期のお子さんは、塾のことや進路希望など直接親に話を聴かせてくれないことも少なくありません。

学習状況や志望校選定、合格率などを塾側と確認する機会があると安心ですよね。

保護者との面談の機会があるかもチェックしましょう。

 

まとめ

高校受験における塾にかかる費用について解説してきました。

塾に通うにあたっては、授業料以外にも入会費や教材費、施設代などさまざまな費用がかかることも少なくありません。

費用のほか、その塾の強みや指導方法、施設などを比較して塾選びをしてみてください。

 

一般的に個別指導塾では1コマあたりの料金が高額な傾向にあり、受験に必要な全科目を学習しようとすると家庭への負担が非常に大きくなります。

まんてん個別では2科目分の料金で5教科・週5コマ通えるという従来の個別指導塾のデメリットを解消した料金形態を展開しています。

「子どもを個別指導塾に通わせたいけれども、料金が気にかかっていた」という保護者の方は、まんてん個別に一度お問い合わせください。

 

★問い合わせはこちら

入塾の流れ

※記事内の情報は記事執筆時点での内容です。

 

【参照】

※1:

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/20210315-mxt_kouhou02-1.pdf

 

※2:

https://mamastar.jp/manabi/research/202102

 

※3:

https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_03.pdf

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