『個人の能力の開発』『精神生活の拡充』等を教育方針とし、社会に適応できる能力と豊かな人間性の育成に注力しています。平成25年までは男子校でしたが、26年度より新たに女子生徒の受け入れを開始しました。

クラブ活動も非常に盛んで、強化クラブに指定されている硬式野球部・サッカー部・バレーボール部・剣道部であり、その他にも軟式野球やマーチングバンドを含めた多くの部活動が全国レベルで活躍しています。キャンパスには3つのグラウンドをはじめ、テニスコートが3面、人工芝のグラウンドや野球部・剣道部のためのトレーニングルーム等が整備されており、各部活動に打ち込める環境が整っていると言えます。

一方、特進文理コースでは、国公立大学や難関私立大学への進学希望者を対象としたコースとなっており、土曜日の入試対策補講や少人数体制授業により、学力向上を目指しています。実際に国公立大学や有名私立大学への合格実績もあり、勉強に打ち込める環境が整っていると言えます。

総合教育コースは、部活動と勉学の両立したい男子学生を対象としたものであり、40分授業による効率的なカリキュラムや希望進路に合わせたサポートが行われています。

総合進学コースでは、進学に重点を置いたカリキュラムが組まれており、女子生徒が活躍できる場の提供も企画されています。体育特選コースでは勉強とスポーツの両立を図りながらも、各自の目標の実現に向けた徹底的なサポート体制が整っています。強化クラブに指定されている部活動に注力し、卒業生は実際に大学・社会人・プロの分野で活躍しています。

特進文理コースに合格するためには偏差値47前後の学力が、総合教育コースでは偏差値43前後の学力が必要であると考えられます。

 

入試問題傾向

数学

全部で7題から構成されており、半分程度は基本的な計算問題で占められています。因数分解や正の数負の数の計算、分配法則や文字式等の基本分野の理解に努め、合格点を取るためにはケアレスミスをなくすことが大切です。多角形の内角に計算方法や食塩水の濃度の計算方法など、細かな公式を暗記しておくことで正答できる問題も多く出題されています。後半は図形問題や二次関数等の分野が出題されることもありますが、教科書初級例題レベルの問題演習をすることで、充分に対応可能なレベルであると言えます。試験時間は50分とそれほど長くはないので、短時間にしっかりと集中して解く訓練を行っておくと良いかもしれません。計算の速度に自信がない人は、まずは少しでも正確に解くことを意識してください。

英語

大問は全部で8題から構成されていますが、全体の問題量としてはそれほど多くはありません。（1題あたりの分量が少ない）

季節の単語（春や秋など）を選択する問題や、類義語を答える問題等、単語に関する問題が多く出題されています。長文読解問題も出題されていますが、難易度はそれほど高くはないで、まずは基本的な文法と単語力の養成に努めることが大切です。単語問題と並んで対話文問題（適切な応答を選択する問題）も比較的割合が大きいので、対話文に関する慣用的な表現をしっかりと覚えておきましょう。その他には、基本的な語句整序問題（並び替え問題）と発音・アクセント問題から構成されています。全体的なレベルは教科書初級～中級程度なので、教科書の基本事項を確実に習得することが合格点を取るための最も近道であると言えます。　

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