ブログ
兵庫県 第一学区高校情報&入試情報
御影高校の偏差値と内申、合格ラインと進学実績まとめ
2020.12.31
この記事では、御影高校の特色やアクセス情報、偏差値や進学実績などを紹介しています。
神戸市東灘区にある兵庫県立御影高校は、偏差値63を誇る第一学区の進学校として多くの受験生から注目を集めています。今回は、同校の特色から受験対策まで、詳しくご紹介します。
目次
🎓 御影高校ってどんな学校?
歴史と校風
御影高校は1941年に開校した県立第三神戸高等女学校を前身とする、80年以上の歴史を持つ伝統校です。「清く、明るく、正しく、強く」の校訓のもと、知性的で情操豊かな人材育成を目指しています。
在籍生徒の90%以上が部活動に参加しており、学業と部活動の両立を通じて充実した学校生活を送っています。語学研修旅行や国際交流会、東北ボランティアなど、外部との交流も活発で、地域全体で生徒の成長をサポートする環境が整っています。
📍 アクセス情報
御影高校の大きな魅力の一つが、その立地の良さです。
・阪神電鉄御影駅から徒歩7分、石屋川駅から徒歩5分
・阪急電鉄御影駅から徒歩10分
・JR住吉駅から徒歩15分
複数の路線からアクセス可能で、3年間通うことを考えると非常に重要な要素といえるでしょう。
住所:〒658-0045 兵庫県神戸市東灘区御影石町4丁目1−1
電話番号:078-841-1501
🎯 学科・コース構成
御影高校の総募集人数は320名で、以下の構成となっています:
普通科(一般選抜:280名)
1年次は全員が同じカリキュラムで学習し、2年次以降は進路に応じて類型選択を行います。
人間文化類型(文科系)
・Ⅰ型:国公立大学志望者向け(文科系科目+数学重視)
・Ⅱ型:私立大学志望者向け(英語・国語・社会の3科目重視)
自然科学類型(理科系)
・数学・理科・英語をバランスよく学習
文理探究科(推薦選抜:40名)
・国公立大学の文系学部進学を目指す
・人文科学と社会科学に関する知識と論理的思考力の習得を目的
・面接と適正試験(国語・数学・英語)で選考
📊 進路実績 – 確かな進学力
進学状況
・国公立大学:約1/3の生徒が進学
・私立大学:半数以上が進学
📈 応募倍率の推移
■一般選抜
年度 | 25年度 | 24年度 | 23年度 |
---|---|---|---|
募集定員 | 240 | 280 | 280 |
受験者数 | 336 | 359 | 332 |
倍率 | 1.20 | 1.28 | 1.19 |
■推薦選抜(文理探究科)
年度 | 25年度 | 24年度 | 23年度 |
---|---|---|---|
募集定員 | 40 | 40 | 40 |
受験者数 | 111 | 94 | 80 |
倍率 | 2.78 | 2.35 | 2.00 |
舞子高校の合格ラインは?入試得点と内申点の目安はどれくらい?
合否はどのようにして決まるの?
兵庫県公立高校入試 一般選抜は大きく分けて以下の3項目の合計得点で合否が決まります。
①内申点(250点)
②学力検査の計算式(250点):当日500点満点の入試×0.5
③第一志望加算点
■内申点の計算式
250点=(主要5教科の通知表×4倍)+(副教科の通知表×7.5倍)
・主要5教科(英語・数学・理科・社会・国語)
・副教科(音楽・美術・技術家庭科・保健体育)
ポイントは主要5教科の配点はどれも同じであり、傾斜配点ではないということ。
また、副教科の掛け数が主要5教科の倍近くあり、内申点が悪いと致命的であるということです。
内申点は入試前に決まるので、内申点で高校が決まるといっても過言ではありません。
例)
①すべての教科の通知表が3の場合
⇒150点=(5教科×3×4)+(4教科×3×7.5)
②すべての教科の通知表が4の場合
⇒200点=(5教科×4×4)+(4教科×4×7.5)
③すべての教科の通知表が5の場合
⇒250点=(5教科×5×4)+(4教科×5×7.5)
*上記の式に自分の通知表を当てはめて、内申点を計算してみましょう。
■学力検査の計算式
250点=主要5教科×100点×0.5
例)当日300点の得点の場合 ⇒150点=300×0.5
*上記の式に直近の実力試験の点数を元に計算してみましょう。
内申点と学力検査の合計で行きたい高校に行くためには何点必要なのかを確認しましょう。
📝 合格ラインと必要な点数
推薦入試
・内申点:45点満点中40点以上
一般入試
・合格目安:390〜420点(500点満点)
・内申点:220点前後(オール4では不足、5が多い状態が必要)
・学科試験:各教科80点目標(特に数学・社会・英語)
⚠️ 要注意科目
毎年難しいとされる分野もしっかり対策が必要です:
・国語:論説文
・数学:応用問題
・英語:長文
・社会:地理
・理科:物理分野(毎年平均点が低い)
🏫 偏差値と近い学力の高校
御影高校の偏差値は63で、学力が近い公立高校としては:
学校名 | 一般入試 | 推薦選抜 |
---|---|---|
星陵高等学校 | 65 | 66 |
御影高校 | 63 | 63 |
北須磨高等学校 | 62 | 63 |
🎯 受験戦略 – 併願校選択
公立高校の選択肢
・芦屋高校
・市立葺合高校
・夢野台高校
御影高校を第一志望にするときの私立併願校
神戸龍谷高等学校
神戸市中央区に位置しており、グローバルな人材育成を目指すカリキュラムが備わっています。仏教精神に基づく心の教育、神戸の風土文化に根ざした国際教育を実践しています。
仁川学院高等学校
西宮市甲東園にある高等学校です。国公立大学や難関私立大学を目指せるコースがあり、基礎学力の徹底をはかるコースや発展的な学びができるコースなど、各自の進路によって主体的に学べるカリキュラムが備えられています。
その他の併願校:
・須磨学園高校(特進コース)
・滝川高校
💡 重要な選択のポイント
国公立大学を強く志望する場合は、複数志願を書かずに第一志望の御影高校のみに絞り、私立高校の特進コースに進学するという選択肢も検討する価値があります。偏差値を少し落とした高校で上位に入り、指定校推薦を狙うという戦略も考えられます。
🎯 受験対策のまとめ
御影高校合格のためには:
1. 内申点対策:オール5を目指す意識で中3の1・2学期に臨む
2. 学力試験対策:各教科80点を目標に、特に難易度の高い分野まで対応
3. 併願戦略:将来の大学進学も見据えた学校選択
4. 早期対策:偏差値63の壁を越えるための計画的な学習
💪 最後に
御影高校は確かな進学実績と充実した学校生活を両立できる魅力的な学校です。しっかりとした準備で合格を勝ち取りましょう。
実際にまんてん個別指導塾の卒業生の中に、御影高校に合格した複数の生徒さんがいるので、ぜひ体験談を参考にしてみてください。
・【御影高等学校 合格体験記】静かで集中しやすい環境で合格
高校受験は人生最後の試験ではありません。3年間の高校生活とその後の進路も見据えて、最適な選択をしていくことが大切です。
高校入学に向けた内申・受験対策はまんてん個別指導塾にお任せください!