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兵庫県 第一学区高校情報&入試情報
六甲アイランド高校の偏差値と内申、合格ラインと進学実績まとめ
2021.11.10
この記事では、市立六甲アイランド高校の特色やアクセス情報、偏差値や進学実績などを紹介しています。
受験する方に向けて六甲アイランド高校の合格ラインや必要な内申点についても解説しています。
高校受験の進学先を探している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
🏫 六甲アイランド高校とは?
六甲アイランド高校は兵庫県第一学区に位置する偏差値55の市立高校です。1998年に開校し、「心豊かに生きる人を育む」「豊かな社会性を育む」「国際性を育む」「地域社会に根ざした学校を創造する」の4つの教育目標を掲げています。県下でトップクラスの高い入試倍率を誇る人気校で、スーパーサイエンスハイスクール指定校として探究型学習に力を入れています。
📍 アクセス情報
六甲アイランド高校へは以下の方法でアクセスできます:
・JR住吉駅からマリンパーク駅に乗り換え、駅から東側すぐ
・六甲ライナー「マリンパーク駅」より徒歩3分
・阪神電車御影駅からも通学可能
・駅から近く利便性が良好
住所:〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中4-4
電話:078-858-4000
🎓 学科構成と特色
六甲アイランド高校の総募集人数は360名で、以下の構成となっています:
普通科・単位制(推薦選抜:180名、一般選抜:180名)
・6つの系列(人文総合、情報、ビジネス、芸術など)に分かれる
・各自の興味関心に早期から取り組める特徴
・約170科目を設定し、生徒が主体的に時間割を作成
探究型学習の推進
・スーパーサイエンスハイスクール指定校として探究型学習に力を入れている
・2,3年の総合的な探究の時間で「神戸学」を全員が履修
・「地球規模で考え、足元から行動する」をテーマに探究のプロセスを実践
・科学的思考力や問題解決能力を育む教育を展開
🎯 進路状況
六甲アイランド高校の卒業生は以下のような進路を選択しています:
・4年制大学:大部分が進学
関関同立:関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学(進学者が多い)
産近甲龍:甲南大学、近畿大学、京都産業大学、龍谷大学(進学者が非常に多い傾向)
国公立大学:大阪教育大学、神戸市外国語大学、兵庫県立大学など(上位層でないと厳しい状況)
・短期大学・専門学校:頌栄短期大学、武庫川女子短期大学など
・就職:少数
📈 応募倍率の推移
■一般選抜
25年度 | 24年度 | 23年度 | |
募集定員 | 180 | 180 | 180 |
受験者数 | 362 | 254 | 290 |
倍率 | 2.01 | 1.41 | 1.61 |
■推薦選抜
24年度 | 24年度 | 23年度 | |
募集定員 | 180 | 180 | 180 |
受験者数 | 379 | 249 | 252 |
倍率 | 2.11 | 1.38 | 1.40 |
県下でトップクラスの高い倍率で推移しており、推薦・一般ともに2倍超えの激戦となっています。
📝 合格ラインと必要な点数
合否はどのようにして決まるの?
兵庫県公立高校入試 一般選抜は大きく分けて以下の3項目の合計得点で合否が決まります。
①内申点(250点)
②学力検査の計算式(250点):当日500点満点の入試×0.5
③第一志望加算点
■内申点の計算式
250点=(主要5教科の通知表×4倍)+(副教科の通知表×7.5倍)
・主要5教科(英語・数学・理科・社会・国語)
・副教科(音楽・美術・技術家庭科・保健体育)
ポイントは主要5教科の配点はどれも同じであり、傾斜配点ではないということ。
また、副教科の掛け数が主要5教科の倍近くあり、内申点が悪いと致命的であるということです。
内申点は入試前に決まるので、内申点で高校が決まるといっても過言ではありません。
例)
①すべての教科の通知表が3の場合
⇒150点=(5教科×3×4)+(4教科×3×7.5)
②すべての教科の通知表が4の場合
⇒200点=(5教科×4×4)+(4教科×4×7.5)
③すべての教科の通知表が5の場合
⇒250点=(5教科×5×4)+(4教科×5×7.5)
*上記の式に自分の通知表を当てはめて、内申点を計算してみましょう。
■学力検査の計算式
250点=主要5教科×100点×0.5
例)当日300点の得点の場合 ⇒150点=300×0.5
*上記の式に直近の実力試験の点数を元に計算してみましょう。
内申点と学力検査の合計で行きたい高校に行くためには何点必要なのかを確認しましょう。
🎯 六甲アイランド高校の合格に必要な目安
・合格ライン:500点満点中320-340点
・当日試験:
数学・社会・英語で高得点が必要
各教科70点前後の実力確保が目標
・内申点:190点前後が目安
200点を目標に設定し、最低でも190点確保
通知表:オール4を目標
倍率が高いため、200点あればかなり安心
🏫 公立第二志望校はどこがよい?
一般入試は複数志願制度があり、公立高校を第二志望まで選ぶことができます(専門学科を除く)。
第二志望校候補:
・須磨翔風高校
・鈴蘭台高校
・舞子高校
・東灘高校など
注意:複数志願を書かない選択肢も多く、私立の総合・進学コースを目指す受験生も多数います。
🎓 六甲アイランド高校を第一志望にするときの私立併願校はどこがよい?
ここでは、六甲アイランド高校を第一志望に考える方の私立併願校の候補を紹介します。併願先探しに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。紹介している学校の基準は、六甲アイランド高校からの距離・進学実績・内申点の観点で選定しています。
神戸龍谷高等学校
神戸市中央区に位置しており、グローバルな人材育成を目指すカリキュラムが備わっています。仏教精神に基づく心の教育、神戸の風土文化に根ざした国際教育を実践しています。
仁川学院高等学校
西宮市甲東園にある高等学校です。国公立大学や難関私立大学を目指せるコースがあり、基礎学力の徹底をはかるコースや発展的な学びができるコースなど、各自の進路によって主体的に学べるカリキュラムが備えられています。
神戸学院大学附属高等学校
神戸学院大学付属高校は、明治45年に創立された非常に歴史のある学校です。平成28年にポートアイランドに校舎を移した、男女共学校です。特進文理コース、特進グローバルコース、総合進学コースの3つのコースが設置されています。
親和学院高校
一部の受験生が選択する併願校として挙げられます。
💡 受験アドバイス
1.推薦入試も含めた検討が重要
定員の半分が推薦のため、推薦入試も視野に入れる
2.偏差値の近い学校との違いを理解する
部活動、学校の雰囲気、アクセス等を総合的に検討
3.複数志願制度を活用する
第二志望校もしっかりと検討
私立高校もしっかりと検討する必要がある
4.倍率に動揺しない
県下トップクラスの高倍率だが、基礎をしっかり固めて点数を取れば合格できる
5.各教科の目標を設定する
・通知表:オール4を目標
・各教科:70点前後の実力確保
・内申点:200点を目標に、最低でも190点確保
■検討すべき重要ポイント
1.実際の通学方法の確認
2.偏差値の近い学校との違いを理解
3.複数志願をするか、私立各部なのかの家庭での相談
4.推薦入試、一般入試どちらで目指すか
高校受験は人生の重要な岐路です。六甲アイランド高校はその探究型学習を筆頭に特色ある教育を提供し、多様な進路に対応できる魅力的な学校です。倍率が高いため、推薦入試も含めた戦略的な受験準備と、内申点の確保が合格への鍵となります。早期からの計画的な学習で、目標達成を目指しましょう。
実際にまんてん個別指導塾の卒業生の中に、六甲アイランド高校に合格した複数の生徒さんがいるので、ぜひ体験談を参考にしてみてください。
・【市立六甲アイランド高等学校 合格体験記】集中できる環境で合格
・【市立六甲アイランド高等学校 合格体験記】勉強への意識改善で合格
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