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兵庫県 第二学区高校情報&入試情報
市立伊丹高校の偏差値と内申、合格ラインと進学実績まとめ
2023.06.23
この記事では、市立伊丹高校の特色やアクセス情報、偏差値や進学実績などを紹介しています。
受験する方に向けて合格ラインや必要な内申点についても解説しています。
高校受験の進学先を探している方はぜひ参考にしてみてください。
市立伊丹高校とはどんな学校?特色や校風を紹介
特徴
110年以上の長い歴史を誇る高校です。明治40年(1907年)に「伊丹町立裁縫学校」として設立され、昭和23年に現在の「伊丹市立伊丹高校」へと校名変更されました。ちなみに市内には県立の「伊丹高校」が別にあるため、本校は通称「市高(いちこう)」とも呼ばれています。校訓は「自己の確立・連帯の精神・強い責任感・豊かな情操」です。歌手の徳永英明さんやプロ野球選手の田中守さんの出身校としても知られています。
2008年に、関西大学と「高大接続パイロット校」協定を締結しました。関西大学高大接続パイロット校になったのは、公立高校では本校が初となります。
このように、市立伊丹ならではの特色や取り組みが数々あります。
学校生活ーホームルームと進路指導
まずSHRが8:30から始まり、その後に授業が行われます。授業は全コマ50分です。さらに放課後には、予備校講師を迎えて難関大学対策を行う「トワイライト講座」を実施しています。トワイライト講座は18:00~19:15の75分間となっており、部活が終わった後に受講します。
また、進路指導では「キャリアプランニング能力」の向上を目指した取り組みが為されています。大学および企業のインターンシップへの参加など、生徒1人ひとりが自身の将来をしっかりと見据えて考えられるように、進路サポートも積極的です。
県立伊丹北高校へのアクセス
伊丹市行基町にある市立の高校です。阪急伊丹線・新伊丹駅から徒歩約10分、またはバス停「市高前」から歩いて約3分で行ける場所にあります。ルートを確認する際は、くれぐれも緑ヶ丘にある県立の伊丹高校と混合しないよう注意しましょう。
市立伊丹高校の学科・コース/授業内容
全ての学科・授業において、生徒の探究力を伸ばしていく学習を心がけているのが特徴です。本校では普通科、グローバル・コミュニケーションコース、商業科の3つに分かれて、それぞれの進路希望や専門分野に特化した学習を進めていきます。各学科の特徴については以下の通りです。
■普通科
『知性とこころ 楽しい授業』
多様な進路に対応できる教育課程を編成しています。1学年では基礎学力の育成に努め、第2学年からは進路希望に応じて国公立文系、私立文系、理系に分かれ、第3学年では多くの選択科目を設けています。
普通科全体で取り組む探究学習(総合的な学習の時間)では卒論に挑戦します。高い進学率を誇る商業科がリーダーシップを担うキャリア教育の推進しています。高大連携では平成20年から関西大学と「高大接続パイロット校」協定を結んでいます。進路実現のためにセンター試験・難関大学に対応した放課後特別学習「トワイライト講座」を部活動終了時刻から実施。地域から愛され、未来の創り手となる人材の育成に努めます。
■グローバル・コミュニケーションコース
『地球が私たちの広場です。英語を使って世界へ翔ばたけ』
高い英語力を育成し、国公立をはじめとする、理系・文系の難関大学への進学をめざします。英語検定にも多数合格しています。
外国人観光客とのコミュニケーション実習「京都語学実習」、生徒同士の学習の場である「GCジョイント」、希望者にはクイーンズランド州ブリスベンでの17日間のオーストラリア語学研修にも参加できます。コミュニケーシヨン能力を伸ばし、国際社会で活躍できる人材を育成します。
平成20年度から”特進コース化”しました。(国公立大学対応)
■商業科
『起業家精神あふれる有能な人材の育成』
将来ビジネス社会で活躍できる起業家精神あふれる有能な人材を育成します。大学で学ぶ経済・経営学などの専門的な内容を先取りした商業科目を学び、企業の即戦力として必要な知識・技能を身につけることができます。
また、商品開発、商店経営実習、インターンシップなど、地域・企業との連携により、実践的ビジネス教育を展開しています。英語はもちろん、簿記や情報処理などの資格を取得することや、商品開発等の成果を生かして、商業科特別推薦制度を設けている国公立や私立大学にも進学できます。
市立伊丹高校の進路状況(昨年度の大学別合格実績)
【主な進学大学】
国公立大学……神戸大学、大阪公立大学、兵庫県立大学 など
関関同立……同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学
産近甲龍……甲南大学、近畿大学、龍谷大学、京都産業大学
私立大学への進学者も多く、関西大学や近畿大学の進学者が多い
偏差値が前後の高校との進路比較
国公立 | 関関同立 | 産近甲龍 | 他私大/短大 | 専門学校/各種学校 | 就職/公務員 | |
市立伊丹高校 | 1.8% | 12.9% | 20.7% | 60.3% | 3.7% | 0.6% |
県立伊丹北高校 | 5.6% | 11.7% | 19.0% | 63.7% | – | – |
県立伊丹高校 | 19.6% | – | – | – | 4.1% | 1.1% |
※県立伊丹高校の関関同立,産近甲龍,他私大の合計の割合が71.1%です。
市立伊丹高校の偏差値と、学力が近い公立高校
市立伊丹高校の偏差値と近い学力で目指せる高校を掲載しています。自身の志望校として適切なのか、判断基準の参考にしてみてください。
市立伊丹高校の偏差値
普通科の偏差値は44~55です。県立伊丹高等学校や市立尼崎高等学校などが学力が近い高校になります。
市立伊丹高校と学力が近い公立高校
一般入試 | 推薦選抜 | |
県立伊丹高等学校 | 57 | 59 |
市立尼崎高等学校 | 53 | 45~54 |
市立伊丹高校の応募倍率推移
一般入試(普通科)の応募倍率は例年1.13〜1.52倍で推移しています。
推薦選抜(国際文化系)は倍率は1.00~1.45倍と高い倍率となっています。
*兵庫県教育委員会が発表している兵庫県公立高等学校入学者選抜応募状況の発表データを基にしています。
■一般選抜
24年度 | 23年度 | 22年度 | |
募集定員 | 160 | 160 | 160 |
受験者数 | 209 | 197 | 243 |
倍率 | 1.38 | 1.23 | 1.52 |
■推薦選抜(国際文化系)
24年度 | 23年度 | 22年度 | |
募集定員 | 40 | 40 | 40 |
受験者数 | 46 | 58 | 38 |
倍率 | 1.15 | 1.45 | 1.00 |
市立伊丹高校の合格ラインは?入試得点と内申点の目安はどれくらい?
合否はどのようにして決まるの?
兵庫県公立高校入試 一般選抜は大きく分けて以下の3項目の合計得点で合否が決まります。
①内申点(250点)
②学力検査の計算式(250点):当日500点満点の入試×0.5
③第一志望加算点
■内申点の計算式
250点=(主要5教科の通知表×4倍)+(副教科の通知表×7.5倍)
・主要5教科(英語・数学・理科・社会・国語)
・副教科(音楽・美術・技術家庭科・保健体育)
ポイントは主要5教科の配点はどれも同じであり、傾斜配点ではないということ。
また、副教科の掛け数が主要5教科の倍近くあり、内申点が悪いと致命的であるということです。
内申点は入試前に決まるので、内申点で高校が決まるといっても過言ではありません。
例)
①すべての教科の通知表が3の場合
⇒150点=(5教科×3×4)+(4教科×3×7.5)
②すべての教科の通知表が4の場合
⇒200点=(5教科×4×4)+(4教科×4×7.5)
③すべての教科の通知表が5の場合
⇒250点=(5教科×5×4)+(4教科×5×7.5)
*上記の式に自分の通知表を当てはめて、内申点を計算してみましょう。
■学力検査の計算式
250点=主要5教科×100点×0.5
例)当日300点の得点の場合 ⇒150点=300×0.5
*上記の式に直近の実力試験の点数を元に計算してみましょう。
内申点と学力検査の合計で行きたい高校に行くためには何点必要なのかを確認しましょう。
市立伊丹高校の合格点と内申点の目安
合格の目安は356点です。
上記で説明したとおり学力検査で必要な点数の目安は内申点によって異なります。
下の表は「合否調査による合格者データ」です。ぜひ参考にしてください。
総合点 | (うち)内申点 | (うち)入試得点 | |
最高 | 429 | 239 | 190 |
平均 | 355,8 | 199.3 | 156.5 |
最低 | 319 | 193 | 126 |
市立伊丹高校と合格ラインが近い高校はどこ?
市立伊丹高校と合格ラインが近い高校を紹介します。
基準として各科目の学力検査の平均点を掲載しているので志望校選びの参考にしてみてください。
県立伊丹高等学校
総合点 | (うち)内申点 | (うち)入試得点 | |
最高 | 423 | 243 | 180 |
平均 | 376.4 | 207.9 | 168.5 |
最低 | 332 | 174 | 158 |
市立尼崎高等学校
総合点 | (うち)内申点 | (うち)入試得点 | |
最高 | 424 | 235 | 189 |
平均 | 345.6 | 194.3 | 151.3 |
最低 | 311 | 177 | 134 |
公立高校の第二志望校はどこかよい?
一般入試は複数志願制度があり、公立高校を第二志望まで選ぶことができます(専門学科を除く)。
第一志望同様、学力・立地・部活動・授業内容などの情報を元に自分の行きたい学校を探しましょう。
伊丹西高等学校
兵庫県伊丹市にある高等学校です。総合学科を設置しています。
部活動はサッカー部やバスケットボール部、陸上競技部が盛んです。陸上競技部はインターハイで優勝した実績があります。
市立伊丹高校を第一志望にするときの私立併願校はどこがよい?
ここでは、市立伊丹高校を第一志望に考える方の私立併願校の候補を紹介します。併願先探しに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。紹介している学校の基準は、市立伊丹高校からの距離・進学実績・内申点の観点で選定しています。
仁川学院高等学校
兵庫県神戸市西宮市にある高等学校です。
難関国公立大/国公立大を目指す「アカデミアコース」と難関私立大/私立大進学を目指す「カルティベーションコース」があります。
最寄り駅は阪急仁川駅または阪急甲東園駅より約6分です。
大商学園高等学校
大阪府豊中市にある高等学校です。
普通科と商学科に分かれており、普通科はさらに3つのコース、商学科は2つのコースに分かれます。
また部活動においてはサッカーが強い学校です。
最寄り駅は阪急宝塚線「服部天神」駅より約10分です。
現在の自分の点数と志望校の合格基準を見て、「内申点が足りない・・・」「自分では難しいかもしれない・・・」と不安になっている方もいるのではないでしょうか?
しっかり実力をつけて当日の点数を伸ばすことにより少し内申点が足りなかったとしても公立高校に合格することができます。
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