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兵庫県 第二学区高校情報&入試情報
県立伊丹高校の偏差値と内申、合格ラインと進学実績まとめ
2023.07.05
この記事では、県立伊丹高校の特色やアクセス情報、偏差値や進学実績などを紹介しています。
受験する方に向けて合格ラインや必要な内申点についても解説しています。
高校受験の進学先を探している方はぜひ参考にしてみてください。
県立伊丹高校とはどんな学校?特色や校風を紹介
特徴
2022年(令和4年)に創立120周年を迎えた、長い歴史と伝統を誇る高校です。「誠実(いつわりのない真心で)・克己(自分のわがままな心にうちかち)・忠恕(他人への思いやりを大切に)」を校訓としています。
歴史の長い高校なので校舎が古いイメージがあるかもしれませんが、1966年に全面改築(完成は1970年)、2006年に耐震化が行われています。2002年(平成13年)に100周年を記念して設立された「緑創館」には、約300人を収容できる大ホールに加え、会議室・和室・シャワールームまであります。
120周年にともない、「県高SAKURA project-X(クロス)」という新しいプロジェクトが始動されました。
県高SAKURA project-Xとは、グローカル・リーダーとして活躍できる人物を育成するための取り組みです。探究活動・理数活動・国際活動・ことば文化活動・自主活動の5つの活動を通して、「誠実・克己・忠恕」の3つの心と「理解力・思考力・協働力・探究力」の4つの力を身につけていきます。
また、基本的に服装が自由なのも本校の大きな特徴です。制服は「規準服」と定義し、全校集会など特別な行事のときだけ着用するようになっています。自分らしい服装で学校生活を送れることも魅力の一つと言えるでしょう。
ちなみに本校は県立ですが、同市内には市立の「伊丹高校」が別に存在しています。そのため、地元の人々は本校のことを「県高(けんこう)」または「県伊(けんいた)」という通称で呼んでいます。
学校生活ーホームルームと進路指導
令和4年度から週時程が新しく変わり、月・木曜日は7限まで、火・水・金曜日は6限までという時間割になりました。授業はすべて1コマ50分です。1限目は8:30からスタートします。
また、登校時の安全を図るために時間差登校のルールが定められているのも特徴です。自転車通学の1年生は8:10まで、その他の生徒(徒歩通学の1年生と2・3年生)は8:20までに登校するようになっています。
さらに、生徒各々の希望進路に合わせたサポート体制も万全です。1・2年生に対しては希望別説明会や類型選択説明会、類型選択三者面談、3年生では進路別面接講習会や個別補習を実施しています。
クラブ活動や学校行事
22の運動部、17の文化部で構成されています。部活動を通して豊かな人間性を育んでいくことを目指しているため、1年生は部活に加入することを勧められています。
文化祭や体育祭はもちろん、4月の遠足(1年生はオリエンテーション合宿)、11月の芸術鑑賞会、3月の球技大会など、年間行事も盛り沢山です。
2022年度の修学旅行では沖縄・宮古島に行き、BBQやマリンスポーツなど様々な体験を楽しめていたようでした。また、過去の修学旅行では姉妹校である台中第2高級中等学校と交流するため、台湾に行ったこともあります。
県立伊丹高校へのアクセス
伊丹市緑ヶ丘にある県立高校です。JR北伊丹駅より歩いて約15分、もしくは伊丹市営バス「県高前」より徒歩3分ほどで行けます。自転車で行く場合だと、伊丹駅(阪急電鉄)から10分ほどです。市内には市立伊丹高校、伊丹北高校、伊丹西高校といった名前が類似している学校が複数あるため、ルートを調べる際は間違いないよう注意しましょう。陸上自衛隊の駐屯地に隣接しているのが特徴です。
県立伊丹高校の学科・コース/授業内容
知識だけでなく心身もともに育んでいくことを目指した教育を心がけています。
通常の座学はもちろん体育活動やICTを利用した学習など、さまざまな取り組みを実施することで理解力・協働力・思考力・探究力をバランス良く育成していきます。
■GLiS類型について
特色選抜によって入学した生徒は、GLiS(Glocal Leaders in Science)類型として1学年をスタートします。GLiS類型は1クラスのみで、40名です。GLiS類型では、グローカル・リーダーとして求められる科学的思考力を身につけていくために、理数科目を重点的に学んでいきます。スターウォッチング、合同発表会、サマー防災宿泊キャンプ、その他大学と連携した活動などGLiSならではの行事が盛り沢山です。2年生では自然科学類型に進み、1年生で学習した内容を活かして課題研究に取り組んでいきます。ちなみに2年生のGLiSは希望者のみとなっているため、人文社会類型を選ぶことも可能です。
■総合ヒューマン類型
総合ヒューマン類型は2009年(平成21年)に設けられた、比較的新しいコースです。1年生は木曜7限に実施される特別講座で基礎を固めていき、2年生以降は学校設定教科である「ヒューマン」を受講します。ヒューマンでは知識やスキルを身につけるだけでなく、この分野において求められる心構えもしっかりと学んでいきます。校外学習・体験実習といった実践的な技術を培うための授業をたくさん実施しているのも特徴です。
県立伊丹高校の進路状況(昨年度の大学別合格実績)
【主な進学大学】
国公立大学……神戸大学、兵庫県立大学 など
関関同立……同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学
産近甲龍……甲南大学、近畿大学、龍谷大学、京都産業大学
私立大学への進学者も多く、関西学院大学や近畿大学の進学者が多い
偏差値が前後の高校との進路比較
国公立 | 関関同立 | 産近甲龍 | 他私大/短大 | 専門学校/各種学校 | 就職/公務員 | |
尼崎稲園高校 | 48.5% | – | – | – | 0.4% | 0.0% |
尼崎北高校 | 8.1% | 20.9% | 23.4% | 37.0% | 7.3% | 0.0% |
県立伊丹高校 | 19.6% | – | – | – | 4.1% | 1.1% |
※尼崎稲園高校の関関同立,産近甲龍,他私大の合計の割合が44.5%です。
※県立伊丹高校の関関同立,産近甲龍,他私大の合計の割合が71.1%です。
県立伊丹高校の偏差値と、学力が近い公立高校
県立伊丹高校の偏差値と近い学力で目指せる高校を掲載しています。自身の志望校として適切なのか、判断基準の参考にしてみてください。
県立伊丹高校の偏差値
普通科の偏差値は57です。鳴尾高等学校や尼崎北高等学校などが学力が近い高校になります。
県立伊丹高校と学力が近い公立高校
一般入試 | 推薦選抜 | |
尼崎北高等学校 | 56 | 57 |
鳴尾高等学校 | 57 | 55 |
県立伊丹高校の応募倍率推移
一般入試の応募倍率は例年0.98〜1.19倍で推移しています。
特色選抜は倍率は1.00~2.08倍と高い倍率となっています。
*兵庫県教育委員会が発表している兵庫県公立高等学校入学者選抜応募状況の発表データを基にしています。
■一般選抜
24年度 | 23年度 | 22年度 | |
募集定員 | 280 | 280 | 280 |
受験者数 | 272 | 306 | 275 |
倍率 | 0.97 | 1.09 | 0.98 |
■特色選抜
24年度 | 23年度 | 22年度 | |
募集定員 | 40 | 40 | 40 |
受験者数 | 61 | 83 | 40 |
倍率 | 1.53 | 2.08 | 1.00 |
県立伊丹高校の合格ラインは?入試得点と内申点の目安はどれくらい?
合否はどのようにして決まるの?
兵庫県公立高校入試 一般選抜は大きく分けて以下の3項目の合計得点で合否が決まります。
①内申点(250点)
②学力検査の計算式(250点):当日500点満点の入試×0.5
③第一志望加算点
■内申点の計算式
250点=(主要5教科の通知表×4倍)+(副教科の通知表×7.5倍)
・主要5教科(英語・数学・理科・社会・国語)
・副教科(音楽・美術・技術家庭科・保健体育)
ポイントは主要5教科の配点はどれも同じであり、傾斜配点ではないということ。
また、副教科の掛け数が主要5教科の倍近くあり、内申点が悪いと致命的であるということです。
内申点は入試前に決まるので、内申点で高校が決まるといっても過言ではありません。
例)
①すべての教科の通知表が3の場合
⇒150点=(5教科×3×4)+(4教科×3×7.5)
②すべての教科の通知表が4の場合
⇒200点=(5教科×4×4)+(4教科×4×7.5)
③すべての教科の通知表が5の場合
⇒250点=(5教科×5×4)+(4教科×5×7.5)
*上記の式に自分の通知表を当てはめて、内申点を計算してみましょう。
■学力検査の計算式
250点=主要5教科×100点×0.5
例)当日300点の得点の場合 ⇒150点=300×0.5
*上記の式に直近の実力試験の点数を元に計算してみましょう。
内申点と学力検査の合計で行きたい高校に行くためには何点必要なのかを確認しましょう。
県立伊丹高校の合格点と内申点の目安
合格の目安は376点です。
上記で説明したとおり学力検査で必要な点数の目安は内申点によって異なります。
下の表は「合否調査による合格者データ」です。ぜひ参考にしてください。
総合点 | (うち)内申点 | (うち)入試得点 | |
最高 | 423 | 243 | 180 |
平均 | 376.4 | 207.9 | 168.5 |
最低 | 332 | 174 | 158 |
県立伊丹高校と合格ラインが近い高校はどこ?
県立伊丹高校と合格ラインが近い高校を紹介します。
基準として各科目の学力検査の平均点を掲載しているので志望校選びの参考にしてみてください。
尼崎北高等学校
総合点 | (うち)内申点 | (うち)入試得点 | |
最高 | 442 | 250 | 192 |
平均 | 372.5 | 206.9 | 166 |
最低 | 342 | 181 | 161 |
鳴尾高等学校
総合点 | (うち)内申点 | (うち)入試得点 | |
最高 | 411 | 228 | 183 |
平均 | 363.1 | 199.2 | 163.9 |
最低 | 333 | 196 | 137 |
公立高校の第二志望校はどこかよい?
一般入試は複数志願制度があり、公立高校を第二志望まで選ぶことができます(専門学科を除く)。
第一志望同様、学力・立地・部活動・授業内容などの情報を元に自分の行きたい学校を探しましょう。
伊丹北高等学校
兵庫県伊丹市にある高等学校です。
普通科を母体とした総合学科が設置されています。「人文国際」「自然科学」「芸術文化」「情報メディア」「健康福祉スポーツ」の5つの科目群から進路に合わせて自由に選択することができます。
県立伊丹高校を第一志望にするときの私立併願校はどこがよい?
ここでは、県立伊丹高校を第一志望に考える方の私立併願校の候補を紹介します。併願先探しに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。紹介している学校の基準は、県立伊丹高校からの距離・進学実績・内申点の観点で選定しています。
仁川学院高等学校
兵庫県神戸市西宮市にある高等学校です。
難関国公立大/国公立大を目指す「アカデミアコース」と難関私立大/私立大進学を目指す「カルティベーションコース」があります。
最寄り駅は阪急仁川駅または阪急甲東園駅より約6分です。
現在の自分の点数と志望校の合格基準を見て、「内申点が足りない・・・」「自分では難しいかもしれない・・・」と不安になっている方もいるのではないでしょうか?
しっかり実力をつけて当日の点数を伸ばすことにより少し内申点が足りなかったとしても公立高校に合格することができます。
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