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まんてん通信
【暗記】読み書きを繰り返して強く印象付けるのが効果的!
2019.07.03
勉強をする際の問題点として、単語や数式、歴史上の出来事を暗記するのが困難である点が挙げられます。
自分ではしっかりと記憶したつもりでも、いざ試験となったときに何も思い出せないということは珍しくありません。
これは覚えるべき事柄に対する印象が弱いのが理由です。
しっかりと覚えるには心に強く印象付けることが重要ですが、
勉強に関する事柄については何度も読み書きを繰り返すのが良い方法とされています。
英単語や数式などは声に出して読みながら書き記すという行為を何度も繰り返すのが効果的です。
これは声に出すという意識と耳に入る自分の声、そして書き記す動作と書き上げた文字を読むという、
いくつもの異なる伝達方法で情報が入ることによって印象が強くなるためです。
読み書きが暗記に効果的な方法であることは古くから知られていますが、
その一方であまり効果が無いとも言われています。
しかし、読み書きという行為自体に問題があるのではなく、暗記を実施する際の環境に問題があるケースがほとんどです。
声に出して読む暗記方法は耳に入って来る音声に意識が集中するため、余計な雑音が入ってしまうと却って暗記の妨げになってしまいます。
勉強中はリラックスする目的で音楽を流したりテレビをつける人がいますが、耳に心地良い音色も暗記の際は厄介な雑音でしかありません。
勉強の能率が下がるおそれがあるので、暗記する際は一切の雑音を遮断することを心がけます。
市販の耳栓を使えば外部の雑音をカットしつつ、自分が発する声は聞こえるので暗記の際に便利です。
勉強部屋の気密性を向上させ、防音効果があるカーテンやマット、壁用のパネルを使うのも効果的な方法になります。
書き取りによる暗記は数をこなすよりも質を重視することが肝心です。
力任せに書きなぐるだけではしっかりと覚えることはほぼ不可能と言えます。
書いた文字を見ながら頭の中で読み上げるのが書き取りによる暗記の仕組みです。
そのため、自分でも読めないほどに崩した書き方では正しく覚えることができません。
文字を崩さずに正しく書くと時間がかかりますが、その分だけ文字を読むことに意識が集中しやすくなります。
覚えるべき情報に対してじっくりと向き合うことができるので、回数が少なくても正しく暗記することができるのです。
暗記の方法は様々ですが、いずれの場合も余計な情報を取り込まないことが最も重要なポイントです。
暗記をするには腰を据えて、落ち着いた環境の中で勉強をするのが正しい方法になります。