ブログ
まんてん通信
まんてん通信 2019年11月号
2019.10.29
高校入試の数学をクリアするためには「理解→パターン暗記」のサイクルを作ることが大切
数学はよく暗記よりも理解することが大切だ、といわれますが、実は暗記をすることも高校入試を突破するためには重要です。
去年の兵庫県の公立高校入試の数学の平均点は51.7点でした。これは理科の平均点43.4点に次いで、5科目の中で2番目に低い点数です。
例年、公立高校入試の数学の平均点は低く、個々の問題を見ていくと、ある問題では全体の0.7%の人しか解けないような超難問が出題されたりしています。勿論、そういった問題ばかりではないのですが。
総じて言えることは、数学の入試問題は「定期テストでは中々遭遇しないようなレベルの問題が出題される」ということです。
ではそういった難問を解いている生徒はどのように本番で解いているのかというと、問題を読みながら一から自分の頭で考えてその場の「ひらめき」で解いているのではなく、過去に同じような問題を解いた経験があり、その解いた経験をヒントにしながらその問題に取り組んでいるのです。
つまり暗記によって問題を解いているのです。
ただし、本番の試験で過去にやった問題と全く同じ問題が出ることはほとんどないので、普段の勉強において解き方を理解もせずに、ただ単に問題の「丸暗記」をしただけでは勿論、全く手が出ません。
だからこそ、入試の数学の点数を上げたいのであれば、入試に出てくるレベルのも問題をまずはじっくり「理解」しながら解き、かつその解き方の「パターンを暗記する」ことが大切になるのです。「理解→パターン暗記」が、難解な問題が数多く出る公立高校入試の数学を突破するための最善策といえます。
最近、模試をはじめて受けてみて、「こんな数学の問題中学生が解けるわけがない」とショックを受けた人もいるかと思いますが、あきらめずまずは普段の勉強で入試レベルの問題をじっくり解き、「理解」してから何度も繰り返し問題を解くようにすることで「パターンの暗記」につなげていきましょう。
そうすることで、次に模試にチャレンジするときは前よりも「ちょっとこの問題できそう!」という感覚になると思います。
あきらめずに受験に向けて頑張りましょう!
今月の高校紹介・・・神戸市立科学技術高等学校
①どこにあるの?
最寄り駅:JR神戸線 灘駅から徒歩3分 もしくは 阪神電車 岩屋駅から徒歩5分
②どんな校風?
校訓 「創造」「探求」「飛翔」 ものづくりにかける情熱を養い、継続して学び続ける意志を育てることを校訓としています。
③どんなクラブが盛ん?
多くの運動部・文化部がありますが、特徴的な部活として、「溶接」や「バイオ化研」、「科学技術」などがあります。
④どんなコースがあるの?(レベルは?)
機械工学科、電気情報工学科、都市工学科、科学工学科の4コースがあります。 卒業後の進路がそれぞれ違います。
⑤卒業後の進路は?
《就職》 川崎重工業㈱,新日鐵住金㈱,トヨタ自動車㈱,関西電力㈱,㈱コベルコ科研 など 《進学》 大阪電気通信大学,大阪工業大学,大阪産業大学,神戸学院大学,摂南大学など