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まんてん通信
学年末から3月にかけての勉強
2019.02.23
2月も残すところあと僅か。学校によっては既に学年末考査を終えたところもあるのではないでしょうか。そんな今回は、学年末考査後からの勉強について、現中学1、2年生を対象に少しアドバイスをしていければ、と思っています。
授業をきちんと聞く
これは時期によらず当たり前のことではあるのですが、この時期は学年末考査が終わったあとということもあり、今から3月にかけての授業内容が次の一学期の中間試験などに大きく絡んでくることがほぼありません。また授業内容も科目によっては一見オマケのように思えてしまう単元に入り、結果として「授業聞かなくても大丈夫かな」という甘い判断に繋がりがちなのです。
しかし、それは大きな間違いです。たとえば数学ですと、2月に入りきらなかったからと『確率』や『標本調査』の単元をテスト後からやる学校もあります。これらの単元は、次の学校内のテストでは出なかったとしても、模試や入試でほぼ必ずと言ってもいいほど出題される重要単元です。
もうテストもないし、と油断して授業を聞き逃したりしてしまうと、それがずるずると今後に尾を引いてきてしまいます。元々この時期にやるのはさほど難しい単元ではないですから、ただきちんと授業を聞くだけでも十分な理解に繋がると思います。しっかり今のうちに内容を消化しきれるよう、真面目な態度で授業に臨んでください。
自分のやりたい勉強が出来るチャンス
普段であれば次のテストまでにワークの提出があったり、長期休みに入ってもそれに応じた量の宿題が課されたりと、実は自分がやりたい勉強をする時間がなかなか取れないもの。しかしこの時期は、おそらく一年の中で最も提出物と縁遠い時期なのではないでしょうか。学校や先生によっては春休みに課題を出さないことも多いですし、テスト明けのワークの提出なども当分はありません。
こんな時期だからこそ、自分がやりたいと思える勉強に手を出すチャンスです。苦手な単元を徹底して復習するのもいいですし、次の学年に向けて先取りでいくつか学習を進めるのもいいかもしれません。模試や実力考査の解き直し、あるいは、三月を過ぎれば公立校入試の問題文が新聞などに掲載されますからそれを解いてみるというのもいいですね。まとまった時間を取ることのできるチャンスはそう多くありませんから、こういった機会を逃さないようにしましょう。
この一ヶ月ほどの時期をどう過ごすかが、おそらく今後を大きく左右してきます。もちろん友達と遊ぶ時間を取ったりすることは悪いことではありませんし、この時間にゆとりのある時期だからこそ、と思うこともあるでしょう。しかし、受験生になって振り返って「あのとき少しでも勉強していれば」なんて後悔することのないようには注意しなければなりません。少しでも自分から勉強に手を伸ばすよう頑張ってください!