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まんてん通信
自己推薦文の書き方【後編】
2018.12.27
前回に引き続き、自己推薦文などの書き方について早速解説していきましょう。
STEP2 プロット(要約)を箇条書きする
直接書き始めてもいいですが、与えられた分量が多い場合は、あらかじめ書こうと思っている内容を書き出しておくだけで随分と書きやすくなります。また直接書き始めると「思ったより文章が長くなってしまった」「短くなったのでエピソードを足さなければ」と行き当たりばったりになってしまい、話の主旨がブレてしまうことも。
メモ書き程度のもので十分ですから、どれくらいの量を書こうと思っているかなど、思いついたことを書いておくと良いです。他人が分かる形にする必要もありませんので、形式は適当で構いません。自分が書きやすいようなやり方で試してみてください。
STEP3 文章作法に注意する
準備が整ったら後は書くだけです。STEP2で作ったプロットを元に、話を膨らませて肉付けしていきましょう。きちんと全体の流れがイメージできていれば、特に難しくはないと思います。
オススメの書き方は、パソコンやスマホなどで下書きをすることです。文章の編集が容易なので、分量が思ったより膨らまなかった際に後付けしやすい、逆に無駄に多くなったときに消しやすい、などペンで書き始めるよりパソコンの方が下書きに向いている面が多い印象です。
そうして実際に書き始めていく際に、注意しておかなければいけない文章作法について2つほど簡単にご紹介しておきます。
・敬語(ですます調)で書く
学校での指導方針によるかも知れませんが、基本的には『こちらがお願いをして受験させていただく』という立場になるので、文体は丁寧な方が好ましいです。小論文などで推奨されている「だ・である」といった言い切り調はやめましょう。
・段落を変える際には1マス字下げする。
この文章でもそうなっているように、段落の文頭は一文字下げるのがマナーになっています。メールなどのメッセージはその限りではありませんが、世の中の多くの文章はそうなっているはずなので、推薦文に限らず注意してください。
自己推薦文などで欄が与えられており、あまり行が多くない場合は段落を変える必要はありません。ただ長くなる場合はきっちりと段落分けをしてあげてください。段落を変えるタイミングは話が切り替わるタイミングですので『起』『承』『転』『結』や『起と承』『転の前半』『転の後半』『結』など、意味を持って区切るのが望ましいです。あまり無闇に段落を変えないようにしましょう。
STEP4 見直しをする
当たり前のことではありますが、学校の先生などに添削をして貰う前にも、自分でも一度添削をしましょう。何より注意すべき点は、誤字脱字です。自分一人では見落としが起きやすいので、『音読する』『横書きの文章を縦書きに直して読み直す』『友人知人に読んで貰う』など二重三重の対策はしたほうがいいでしょう。
また起と結で言いたいことが変わっていないか、承や転で主旨がずれていないかなど、内容についてもしっかり精査しておきましょう。
いきなり人に添削をして貰うと、チェック項目が多く直しづらかったり、添削側も見落としてしまうことが考えられます。自分でしっかりと見直して、自信を持った状態で他の人に添削をして貰った方がいい文章になるでしょう。
受験まであと僅か。しっかり頑張っていきましょう!