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湊川教室
もうすぐ中間テスト&推薦入試!
2024.09.27
皆さんこんにちは!
まんてん個別 湊川教室です。
本日のコラムでは、現在心理学を専攻しているS先生から、勉強のやる気について説明していただきました。
ぜひ普段の勉強のために、参考にしてみてください!
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2学期を迎えて早1ヶ月、やっと涼しくなってきましたね。
涼しくなったということは、冬の推薦入試・私立入試を本格的に考えなければいけない時期も迫ってきています。
そんなの分かってるけど勉強が出来ない!という人も多いのではないでしょうか?
今回は心理学で語る「やる気について」を紹介していきます。
勉強が嫌い=認知的不協和を感じている
やる気が出ないという人の中には、そもそも勉強が嫌いという人が多いのではないでしょうか?
なぜ勉強が嫌いかと考えた時、「なんで簡単な問題も出来ないの?」「なんで覚えていないの?」といった、今の勉強出来ない自分を否定されていることが多いと思います。
それは否定している人が勉強出来ないあなたを嫌いだから。ではなく、善意で言っているのですが、無意識に否定しているのです。
大人は子供の成績を上げたい。なのに現実は一向に成績が上がらず、子供のやる気も上がらない。
このような「自分がおかれている現状と、それが本来望ましいとされるイメージとの間にギャップがある状態」を、心理学で『認知的不協和状態』と呼びます。
認知的不協和状態から抜けるには
どうやって認知的不協和状態から抜け出したらいいのか。
それは勉強出来ない自分に対する最もらしい理由を作るのです。
「勉強が嫌いだから」「努力が出来ないから」「将来役に立たないから」だから自分は勉強出来なくても仕方ない。
そう考えると少しはスッキリするのではないでしょうか。
しかし、そんなこと言ったら元も子もないですよね。
ならば「環境」を整えましょう。
今までの話のとおり、周囲の発言・行動はあなたに多大な影響を及ぼします。
具体的にどのような環境が望ましいのか。
勉強を頑張るための環境
まず「あなたの成績表」ではなく「あなたの努力・行為」を褒めてくれる人のところにいきましょう。
努力したけれど思うように成績が反映されなかった。ということは多くあると思います。
その時、成績が反映されなくても、あなたの正義を尊重しつつ、努力に対して正しいアドバイスを発信してくれる人がいる環境に身を置くことが、モチベーションの向上に必須です。
次に「コントロール感」です。
人は、自分の思いどおりに目の前の物事を変化させられない場合、ストレスを感じるようにできています。
例えば数学の公式を思い出せず、試験で解けなかったという経験をします。
その結果、「数学は自分にはコントロールできないものだ」と自分の中で結論づけて、最終的には勉強する努力をやめてしまいます。これを「学習性無力感」といいます。
あなたが前向きな気持ちを維持して勉強するには、コントロール感が必要不可欠です。
勉強に対するコントロール感
ならばどうしたらいいか。
あなたのコントロール感は、あなたが高めるほかないです。
「自己成就的予言」という心理学作用によって、基本的に私たちは頭の中で想定しているイメージの方向へ物事を無意識に引っ張っていくクセがあるのです。
根拠なんてなくて構いません!
自分を全力で信じてみてください!
正しい努力を・必要な時間積み重ねれば、必ず結果はついてきます。
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以上、S先生からの心理学から紐解く「勉強のやる気の上げ方」でした。
勉強が嫌になった時、思い出してみてくださいね!