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兵庫県 第三学区高校情報&入試情報
明石北高校の偏差値と内申、合格ラインと進学実績まとめ
2022.01.25
明石北高校完全ガイド:進学校として注目を集める理由とは?
この記事では、明石北高校の特色やアクセス情報、偏差値や進学実績などを紹介しています。
受験する方に向けて明石北高校の合格ラインや必要な内申点についても解説しています。
高校受験の進学先を探している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
🏫 明石北高校とはどんな学校?特色や校風を紹介
明石北高校は1972年に創立された兵庫県明石市大久保町松陰にある公立の高等学校です。自主・協調・創造の精神のもと、「無限大の可能性を」を目標に、生徒が自ら探求する力を育む教育が特徴です。
コースは普通科と、理数教科に重点を置いたカリキュラムで、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている自然科学科とがあります。
🔥 進学塾講師が語る明石北高校の位置づけ
兵庫県第三学区において、明石北高校は明石市のトップ校であり、加古川東高校に次ぐ進学校として位置づけられています。近年特に注目すべきは、令和5年から私服登校が可能となり、令和7年度からは制服着用日が完全になくなったことです。これは生徒の自主性を重んじる校風の表れと言えるでしょう。
📍 アクセス情報
明石北高校のホームページによると、年によって多少前後しますが、生徒の割合としては明石市内の生徒が7割、市外の生徒が3割ほどを占めています。通学手段については、全体の7割が自転車通学で、常時バス通学者は大体1割程度となっています。
・JR山陽本線『大久保』駅より徒歩30分
・『大久保』駅前より神姫バス1番乗場から各路線『明石北高校前』下車
住所:〒674-0053 兵庫県明石市大久保町松陰364番地1
電話:078-936-9100
JR大久保駅からバスもしくは自転車で通学する生徒が多く、明石市内在住の生徒は自宅から学校まで直接自転車で通学する方も非常に多いのが特徴です。
🎓 学科・コース詳細
普通科(偏差値62)
一般的な高校教育を基盤とした幅広い学習を展開しています。
自然科学科(偏差値66)
昭和61年に理数コースとして開設され、平成15年に自然科学コースに、平成24年に現在の自然科学科に改編された、伝統のある理数系学科です。平成22年からはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の研究指定を受け、国際舞台で活躍できる科学者の育成を目指した特色のある理数教育が展開されています。
⚠️ 注意すべき入試の特徴
自然科学科の推薦入試については、一般的な推薦入試とは異なり、面接以外に数学、英語、理科のテストもあります。多くの推薦入試が面接と小論文・作文で選考されるのとは大きく異なる点として要注意です。
🎯 進路実績:近年の飛躍的向上
📈 国公立大学合格実績の向上
基本的には大学進学が中心で、ここ最近、国公立大学の進学者数も顕著に増えています。2022年から増加傾向にあり、2024年度と2025年度は130名を超える生徒が国公立大学に合格しています。
主な進学先
🏛️ 国公立大学 ・兵庫県立大学(約50名)
・神戸大学(10名以上)
・岡山大学(10名以上)
・徳島大学(10名以上)
・大阪公立大学
🏫 私立大学
・関西学院大学(最多)
・甲南大学
・関西大学、立命館大学、同志社大学
・近畿大学、武庫川女子大学
🌟 特筆すべき合格実績
合格者の中には東京大学に合格される方や、医学部の医学科に進学される方もおり、約4割近くの生徒が国公立大学に進学しています。
📊 入試情報と合格ライン
募集定員
・総定員:320人
・推薦入試:40人(2月実施・自然科学科)
・一般入試:280人(普通科)
📈 応募倍率推移
■推薦入試(特色選抜)
2025年度:1.83倍(募集定員40人に対し受験者数74人)
過去3年間:1.20~1.65倍で推移
■一般入試
2025年度:1倍以上(第2志望含め120人ほどが志願)
例年:0.98~1.13倍で推移
📝 合格ラインと必要な点数
合否はどのようにして決まるの?
兵庫県公立高校入試 一般選抜は大きく分けて以下の3項目の合計得点で合否が決まります。
①内申点(250点)
②学力検査の計算式(250点):当日500点満点の入試×0.5
③第一志望加算点
■内申点の計算式
250点=(主要5教科の通知表×4倍)+(副教科の通知表×7.5倍)
・主要5教科(英語・数学・理科・社会・国語)
・副教科(音楽・美術・技術家庭科・保健体育)
ポイントは主要5教科の配点はどれも同じであり、傾斜配点ではないということ。
また、副教科の掛け数が主要5教科の倍近くあり、内申点が悪いと致命的であるということです。
内申点は入試前に決まるので、内申点で高校が決まるといっても過言ではありません。
例)
①すべての教科の通知表が3の場合
⇒150点=(5教科×3×4)+(4教科×3×7.5)
②すべての教科の通知表が4の場合
⇒200点=(5教科×4×4)+(4教科×4×7.5)
③すべての教科の通知表が5の場合
⇒250点=(5教科×5×4)+(4教科×5×7.5)
*上記の式に自分の通知表を当てはめて、内申点を計算してみましょう。
■学力検査の計算式
250点=主要5教科×100点×0.5
例)当日300点の得点の場合 ⇒150点=300×0.5
*上記の式に直近の実力試験の点数を元に計算してみましょう。
内申点と学力検査の合計で行きたい高校に行くためには何点必要なのかを確認しましょう。
明石北高校の合格目安詳細
🌟 推薦入試の合格目安 ・偏差値:62以上は必須
・内申点:40点以上(45点満点)が目安、41点はほしいところ
・注意点:主要教科と副教科の倍率が同じため、全教科で高い評価が必要
📊 一般入試の合格目安
・各教科目標点:国語、社会、数学、英語でしっかりと取り、理科も含めて70点近い点数を目指す
・500点満点換算:360点程度
・内申点目安:215点以上(200点を切るとかなり厳しい)
💡 受験戦略とアドバイス
🎯 内申点対策
オール5を目指すことが重要です。「5よりも4が多いとしんどい」ということを常に肝に銘じてください。オール4では合格はかなり厳しいという認識を持っておく必要があります。
📚 学力試験対策
どの教科も70点は超えていってほしいという目標があります。基本問題だけでは合格を勝ち取ることができないため、5教科全てで応用問題にも触れていく必要があります。特に数学の最後の問題や、理科でいうと点数が出にくい物理の内容についてもしっかりと取れるようになることが重要です。
🗺️ 志望校選択のポイント
🌍 第三学区の特色を理解する
第三学区はかなり広範囲に学校があるため、明石北高校を受験される方は第二志望を明石市の高校で選ぶのか、それとも加古川方面の高校を選ぶのかも重要な選択となります。
🏫 私立併願校の検討
明石市近くには私立高校が数少ないため、多くの方が神戸市や西の方面(姫路)で受験されます。通学の負担も含めてどの私立高校を併願するのか、しっかりと考える必要があります。
🎓 大学進学からの逆算思考
大学進学に関しては、生徒の4割近くが国公立大学に進むため、そもそも国公立大学を目指すのか、私立大学でも家庭的に問題ないのかも含めて、しっかりと大学進学からの逆算で高校選択を考える必要があります。
明石北高校を第一志望にするときの私立併願校はどこがよい?
ここでは、明石北高校を第一志望に考える方の私立併願校の候補を紹介します。併願先探しに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。紹介している学校の基準は、明石北高校からの距離・進学実績・内申点の観点で選定しています。
滝川第二高等学校
滝川第二高等学校は兵庫県神戸市西区に位置しており、個性を伸ばすコース制と思い切ったカリキュラムにより、気品と実行力のある人間を育成しています。難関国公立大学や私立大学の進学実績も多く、大学受験に直結した内容を学べる学校です。
神戸野田高等学校
神戸野田高校は大正15年に設立された学校で、神戸市長田区に立地しています。質実剛健を教育理念として掲げており、修学旅行(特進コースはイギリス)や文化祭・体育祭等、行事に対して非常に熱心な校風です。4つのコースとそれぞれの系列に細かく分かれており、生徒の進路や意欲に合わせた学習をすることができます。
🌟 まとめ:明石北高校が選ばれる理由
明石北高校は、確実に進学実績を向上させている注目の進学校です。自由な校風と確かな進学実績、そして生徒の自主性を重んじる教育方針が多くの受験生と保護者に支持されています。
受験を検討されている方は、まずオープンハイスクールに参加し、実際の学校の雰囲気を感じてみることをお勧めします。そして、明石北高校で学ぶ3年間を通じて、どのような大学進学を目指すのかを明確にイメージして受験に臨むことが成功への鍵となるでしょう。
現在の自分の点数と志望校の合格基準を見て、「内申点が足りない・・・」「自分では難しいかもしれない・・・」と不安になっている方もいるのではないでしょうか?
しっかり実力をつけて当日の点数を伸ばすことにより少し内申点が足りなかったとしても、明石北高校に合格することができます。
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