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学習コラム

【中学生必見!】得点アップできる理科の勉強法とは?テスト&高校受験対策まで解説

2024.04.21

高校入試に向けた、理科の勉強では、単に暗記だけではなく、理解と応用力を身につけることが欠かせません。近年の入試傾向を考慮すると、特に実験や観察力を問う問題が増えています。そのため、ただ知識を詰め込むのではなく、科学的思考力を養うことが重要です。

また、単元別に時間を割いて勉強を進めることで、理科の成績向上に大きな効果が期待できます。物理、化学、生物、地学といった分野ごとに重点的に取り組むことで、各科目の特徴や問題の傾向を把握しやすくなります。例えば、物理では「力と運動」「磁界」「電気・電流」など、化学では「化学変化」「原子・分子」「気体と水溶液」「電気分解・イオン」といった単元を重点的に学習することが重要です。

さらに、勉強計画を立てる際には高校入試までのスケジュールを把握することが必要です。

高校入試に向けて勉強を進めている中学生のみなさんや、成績が伸び悩んでいたり、進学のために塾通いを検討している保護者の方向けに、今回の記事では、長年教科書・教材編集部に所属し、理系教材編集者としてたくさんの入試問題を把握してきた筆者が、問題を編集・制作してきた視点も含めて、時期に合わせた効率的な問題集の使い方についても、詳しく解説します。

 

理科は対策をすれば得点源になる教科

 

高校入試において、対策をしながら勉強すれば、多くの生徒が得点を伸ばしやすい科目の一つが理科です。では、なぜ理科が得点源となるのでしょうか?また、どのような傾向があるのでしょうか。

 

 暗記しただけでは点数がとれない

 

ただし、理科は単なる用語の暗記だけでは十分ではありません。近年の入試では、理科の問題は、理解力や応用力が問われることが多く、単に事実を暗記しても高得点を取ることは難しい傾向にあります。例えば、生物の構造や物理の法則などは暗記だけではなく、その背景や応用方法を理解することが求められます。

ただし、理科は数学などの積み上げが重要な教科と違って分野や単元ごとに独立していることが多く、スタートで少々遅れをとっていても入試までにしっかりと対策をとれば、巻き返しが可能な教科でもあります。

 

 

実験や観察の問題が近年多く出題されている

 

近年の高校入試の傾向を見ると、実験や観察に関する問題が増えています。そのため、単に教科書を読んで事実を覚えるだけではなく、実際に手を動かして実験を行ったり、身の回りの現象を観察したりすることが重要です。入試問題では、実験時の注意点を短文記述問題で書かせたり、実際の現象や実験結果から得られる知識が問われたりする問題が入試で多く出題されている傾向があります。

 

高校受験では早いうちから苦手をなくそう

 

高校受験に向けては、早いうちから苦手な分野に取り組むことが重要です。苦手な分野を放置しておくと、後々詰まってしまうことがあります。定期的に単元末テストを解いたり、中学1・2年生から受けられる模試を活用するなど、苦手な分野を特定して克服する努力をすることが必要です。時間をかけてじっくり取り組めば、必ず克服できるはずです。

 

高校受験理科でよく出る単元

 

高校入試では、物理分野・化学分野・生物分野・地学分野がまんべんなく出題させますが、それぞれの単元の中に、よく出る単元とあまり出ない単元があり、入試対策ではこれらを意識して取り組むことが重要です。

高校受験理科科目でよく出る単元は以下の通りです。

 

・物理分野「力と運動」「磁界」「電気・電流」

・化学分野「化学変化」「原子・分子」「気体と水溶液」「電気分解・イオン」

・生物分野「植物」「細胞分裂」「生殖・遺伝」「消化・吸収」

・地学分野「地層」「地震」「天気」「天体」

 

順にみていきます。

 

物理分野「力と運動」「磁界」「電気・電流」

 

物理分野では、力と運動、磁界、電気・電流などがよく出題されます。力と運動に関する問題では、物体の運動状態や力のつり合い、運動エネルギーなどが重要な要素です。磁界や電気・電流に関する問題では、電磁気学の基本的な法則や電気回路の抵抗などが問われます。これらの分野を理解し、計算問題にも対応できるようにしましょう。

 

化学分野「化学変化」「原子・分子」「気体と水溶液」「電気分解・イオン」

 

化学分野では、化学変化、原子・分子、気体と水溶液、電気分解・イオンなどがよく出題されます。化学変化に関する問題では、化学反応や物質の性質の変化について理解することが重要です。原子・分子の問題では、元素記号や化学反応式について知識を深めましょう。気体と水溶液に関する問題では、気体の性質や溶液の濃度、溶解度などが問われます。また、電気分解やイオンに関する問題では、水の電気分解やイオン・ダニエル電池などについて理解することが必要です。

 

生物分野「植物」「細胞分裂」「生殖・遺伝」「消化・吸収」

 

生物分野では、植物、細胞分裂、生殖・遺伝、消化・吸収などがよく出題されます。植物に関する問題では、植物の生態や組織、光合成などが問われます。細胞分裂に関する問題では、細胞のつくりや核の観察方法などが重要です。生殖・遺伝に関する問題では、生物の繁殖や遺伝子の伝達について理解することが求められます。また、消化・吸収に関する問題では、消化器系の構造や消化・吸収の過程などが問われます。

 

地学分野「地層」「地震」「天気」「天体」

 

地学分野では、地層、地震、天気、天体などがよく出題されます。地層に関する問題では、地球の構造や地層の層序、地質年代などが問われます。地震に関する問題では、地震の発生要因や震源地の特定、地震波の伝播などが重要です。天気に関する問題では、気象現象の発生メカニズムや気象要素の読み方、日本の天気の特徴・海陸風のしくみの理解などが求められます。また、天体に関する問題では、宇宙の構造や天体の運動、天文観測(太陽や月)の方法などが問われます。

 

入試までのスケジュールの立て方

 

高校入試のスケジュールを制する者は、受験を制するといっても過言ではありません。実際に、入試直前にしっかりとした対策を始めても、入試の日に間に合わなければ意味がありません。入試から逆算して、今自分の立ち位置はどのあたりなのか、常に意識しておく必要があります。

高校入試のスケジュールに立て方のポイントは以下の通りです。

 

・高校入試の標準的なスケジュールを確認する

・他教科と合わせた勉強の戦略作り

・部活などとの両立は手帳を活用しよう

 

順に解説していきます。

 

 高校入試の標準的なスケジュールを確認する

 

高校入試までのスケジュールは、各地域や学校によって異なりますが、一般的な流れを把握しておくことは重要です。以下に、標準的な高校入試のスケジュールを示します。

 

1年前:受験する学校やコースを選定し、志望校の情報収集を開始する。また、基礎知識の確認や弱点の洗い出しを行う。

9〜10ヶ月前:志望校の過去問題集を解き、自己分析を行う。苦手分野の克服に向けた勉強を開始する。

6〜7ヶ月前:模擬試験を受け、実力を確認する。得点傾向や問題の傾向を把握し、対策を練る。

3〜4ヶ月前:志望校の過去問演習を行い、解答力を高める。模試の受験や反省会に参加し、対策を見直す。

1〜2ヶ月前:最終確認期間。過去問演習や模擬試験を重点的に行い、最後の追い込みを行う。

1週間前:リラックスして体調を整え、集中力を高める。過度な勉強は避け、軽い復習を行う。

このようなスケジュールを立てることで、受験に向けて効率的に準備を進めることができます。

 

他教科と合わせた勉強の戦略作り

 

理科の勉強だけでなく、他教科とのバランスも重要です。例えば、数学や国語などの基礎的な科目は毎日少しずつ取り組むことで着実に力をつけることができます。また、英語や社会科などの応用力を問われる科目は、問題演習や模擬試験を通じて実践力を高めることが大切です。どの教科だけが得意とならないように、各教科バランスの取れた勉強計画を立て、計画通りに実行することがポイントです。

 

部活などとの両立は手帳を活用しよう

 

部活動や習い事などの学校外の活動との両立も大切です。時間の使い方を工夫し、効率的に勉強するためには手帳やスケジュール帳を活用しましょう。学校生活に合わせた学生向け手帳なども販売されていますので、実際に使ってみるのもよいでしょう。自分の予定を事前に把握し、勉強時間を確保することができれば、学校生活と受験勉強を両立させることが可能です。また、予定の管理だけではなく、一冊の手帳に学校の予定、プライベートの予定、定期テストや模試の予定や振り返り、問題集を解くページ数の日ごとの進捗管理などを書き込んでおくのもおすすめです。

 

定期テストに向けた勉強法

 

入試といっても、学校の勉強など教科書の知識がベースとなっていることは忘れないようにしましょう。まずは、定期テストに向けて、毎日の勉強はどのようにしたらよいのでしょうか。ポイントは以下の通りです。

 

・授業前にざっと教科書を眺める

・実験中など気が付いたことをメモしておく

・授業後にノートづくり

・問題集を解いてみる

 

順に解説していきます。

 

授業前にざっと教科書を眺める

 

授業前に教科書をざっと眺めることは、理科の定期テストに向けて効果的な勉強法の一つです。教科書を予習することで、授業の内容を把握しやすくなります。また、授業前に教科書をしっかりと読んでおくことで、授業の内容をスムーズに理解することができ、実験の前などは、どのような結果になるのか、自分なりの予想を立て、ノートにまとめておくことも、定期テストの成績向上につながります。

 

実験中など気が付いたことをメモしておく

 

理科の授業では実験が多く行われることがあります。実験中や実験後には、気づいたことや学んだことをメモしておくことが大切です。これにより、実験の内容をより深く理解することができます。また、メモをすることで、後で復習する際に役立ちます。定期テストや入試では、実験で注意することや、実験結果の色の違いなどが出題されることも多いので、こまめにノートにまとめることで、記述式問題の成績の向上につながります。

 

授業後にノートづくり

 

授業後には、授業の内容をまとめたノートを作成することが大切です。授業で学んだことや理解したことをまとめることで、理科の知識を定着させることができます。また、ノートを作成することで、自分の理解度や把握していない部分を確認することができます。定期テストに向けては、授業後にノートを作成しておけば、試験前にこれを見返すことで理科の知識が確認でき、定期テストの成績向上にもつながります。

 

問題集を解いてみる

 

定期テストに向けては、問題集を解くことも重要です。定期テスト向けの問題集を解くことで、自分の理解度や学習進度を確認することができます。また、問題集を解くことで、解き方や解法を身につけることができます。定期テストの対策が、ひいては入試対策での問題を解く力を身に着けることにつながります。

 

入試に向けた勉強方法

 

教科書の知識の習得を終えたら、いよいよ入試に向けた準備です。入試に向けた勉強法では、どんな問題集を使っていくか、時期によって使い分けることで入試対策が可能です。

 

・問題集の選び方がカギを握る

・まずは教科書と傍用問題集を復習

・簡単な入試対策向けの薄めの問題集をといて苦手を把握

・入試前に過去問演習

 

 

問題集の選び方がカギを握る

 

 

入試に向けた勉強方法の第一歩は、適切な問題集を選ぶことです。問題集の選び方は非常に重要で、自分の学習レベルや目標に合ったものを選ぶ必要があります。過去の入試問題を含んだ問題集や、解説が充実している問題集など、信頼できるものを選びましょう。

 

まずは教科書と傍用問題集を復習

 

入試対策の基本は、まず教科書と傍用問題集を復習することです。教科書には基礎知識が詳しくまとめられており、学校で使用する傍用問題集にはその内容を理解するための問題が豊富に含まれています。入試で出題される範囲をしっかり把握し、基本から着実に学習を進めましょう。

 

簡単な入試対策向けの薄めの問題集をといて苦手を把握

 

入試対策において、簡単な問題集から始めることも効果的です。薄めの問題集を使って、基本的な問題から解き直し、自分の苦手な分野を把握しましょう。苦手な部分を特定し、まずはそれを克服するための効果的な対策を立てることが重要です。

 

入試前に過去問演習

 

入試直前には、過去の入試問題を演習することが欠かせません。過去問演習を通じて、実際の入試の雰囲気や問題の傾向を把握し、自信をつけることができます。また、過去問演習を通じて、時間配分や解答の仕方など、入試に役立つテクニックを身につけることができます。

 

まとめ

 

高校入試までに得点アップが望める理科の勉強法について解説しました。

適切な時期に過去問題集や模擬試験を解くことで、自分の実力を把握し、対策を立てることができます。また、他教科とのバランスも考えながら勉強することが大切です。数学や国語などの基礎科目との兼ね合いや、外部活動との両立を考えながら、効率的な勉強計画を立てましょう。

本記事でご紹介したように、理科の勉強法や入試対策には様々なポイントがありますが、地道な努力と計画的な取り組みが成功への近道です。また、入試までのスケジュール管理や苦手克服のための教材の選び方についてもご紹介しましたが、勉強方法やスケジュール管理・教材選びなどに不安がある場合は、塾を活用することで、より効果的な学習が可能です。入試に向けてしっかりと準備をし、自信を持って臨みましょう。私たちは皆さんが目標の高校に合格し、将来の夢を実現できるよう、全力でサポートさせていただきます。教室見学・無料体験などは、以下よりお気軽にお問い合わせください。

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