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学習コラム
いつから塾を始めたらいいのでしょうか?
2021.03.15
〇小学生
中学受験に向けて学習する場合、小学校3年生の2月からの受講が推奨されています。
1~3年生の授業では、各科目に興味を持たせるような内容や、勉強への地ならしを目的とした内容が多いです。そのため、事前に塾に通う習慣を身につけたい場合はできるだけ早めに通うこともおすすめです。4年生半ばや5~6年生になった後から中学受験を志して入塾する場合、カリキュラムに途中から参加することになってしまうため、遅れた箇所を家庭学習や家庭教師などで取り戻す必要があります。入塾テストの難易度も4年生以降は一気に上がります。
学校の授業内容のフォローを目的として塾に通う場合は、学校の授業の難易度が上がる4年生以降の入塾が一般的です。学習内容が難しくなる段階で学習塾に通い始めることで、周囲と学力の差をつけることができます。
もし学校のテストで70点以下の点数を頻繁にとる状況の場合や、学校の授業でわからない箇所があっても家庭での学習のフォローが一切できない状況にある場合、遅れを早い段階で取り戻すために早めに入塾することが必要です。特に小学校の高学年で学習する内容は中学校の基礎としても重要になるため、小学校のうちから苦手をつくらないようにするための対策が必要となります。
〇中学生
高校受験に向けて学習する場合、中学校1年生から通うことがおすすめです。高校受験において1年生のうちから内申点を確実に獲得することはどの公立高校を受験するにあたっても非常に重要です。中学生の通う塾では定期テスト対策用の授業が開講されることが多く、一人では勉強方法がわからず何をすればよいかわからないという状況を避け、正しい学習方法を身につけて定期テスト対策をすることができます。
中学校での学習内容は小学校と比べて難易度が上がるため、苦手分野が増える時期でもあります。そのため早い時期から苦手をなくして学校の授業に遅れることなくついていくためにも、1年生からの入塾は適切です。小学生の頃に塾に通った経験のない生徒の場合、学習習慣が確立できていない可能性があります。毎週決まった時間に塾に通うことで、自然と学習の習慣づけが可能になります。塾にはその地域の中学校の進路情報や受験先の高校の情報も豊富であるため、高校受験についての情報を得る場としても役立ちます。
1年生のうちの通塾が難しかった場合、2年生から塾に通うことは勉強においての中だるみを防ぐために効果的です。部活動が忙しくなる時期に効率良く学習するためにも通塾することは重要になります。高校受験用のカリキュラムに始めから参加するために、遅くとも2年生の3月からの通塾が推奨されます。3年生から入塾する場合、学校の授業内容はある程度定着していることを前提として受験対策用の授業を受けることになります。
高校受験を想定していない生徒や中高一貫校の生徒の場合は、大学受験などの進路に向けて苦手な箇所を残さないように、授業についていけないと感じたらすぐに入塾することが必要です。
〇高校生
大学受験に向けて学習する場合、高校2年生から通塾を開始するのが一般的です。しかし、
ゆとりをもって対策を行いたい場合、高校入学と同時に通塾を開始することもおすすめです。現役合格を目指す場合、遅くとも2年生のうちに基礎を完成させる必要があります。早い段階から学習をすすめることで、1年生のうちから苦手分野をつくらずに学習を進めることができます。
推薦入試での受験を検討している場合、高校での調査書に記入される評定平均値が重要になります。全ての科目で偏りなく良い成績をとることが必要となるため、1年生から塾に通い、苦手科目を作らないようにすることが推奨されています。