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学習コラム
塾の体験授業が初めての方へ
2021.04.15
〇体験授業について
塾の体験授業では、入塾する前に実際の授業を試しに受講することができます。慎重に塾選びをするためにも体験授業を受講することは非常に重要です。体験授業を申し込むためには事前に塾に問い合わせをする必要があります。塾によっては事前に生徒本人や保護者との話し合いの場を設ける場合があります。その場合、学校の成績表や模試・定期テストの結果を持参すると参考になります。体験授業は、基本的に生徒のみでの受講になります。気になっている塾がある程度絞り込めている場合はその塾の体験授業を受けるだけで十分ですが、もし全く塾の情報収集ができておらず、集団塾か個別指導塾かどちらが生徒自身に合っているかわからない場合、それぞれの授業形態の塾を受講してみることが必要です。
〇持ち物
体験授業に必要となる持ち物は塾から提示されることが多いですが、もし塾側から特に指定がなければ、筆記用具や配布プリントを入れるためのクリアファイルを持参しましょう。個別指導塾の場合、塾の授業内で取り扱ってほしい教材があれば持参する、学校のフォローを希望している場合は学校で使用している教科書や宿題を持って行くなどすれば、体験授業の際に使用してもらうことができる場合があります。服装は自由であることが多いです。
〇判断基準
体験授業を受けた後、体験授業はわかりやすかったか、レベルは適切であったか、先生や教室の雰囲気はどうであったかを思い出して、保護者と相談しながら検討して塾選びをします。体験授業は授業や先生などの勉強面以外に、実際に塾に通ってみなければわからない内容について確認することができる良い機会となります。例えば、塾の施設はどのような環境にあるのか、自宅からの通学距離や時間はどれくらいかかるか、子供が安心して通うことができるような立地条件であるかどうかなども塾選びの上で重要な判断基準になります。生徒によっては、知り合いが多すぎて勉強に集中できなかったり、また逆に周りに知らない人たちしかおらず心細い環境であったりと、生徒本人にしかわからない人間関係においての判断基準も大切です。生徒本人と保護者がよく話し合った上で塾を選ぶことが重要です。
〇集団塾と個別指導塾の注意点
集団塾の場合、体験授業を通して塾との相性が良いと感じたとしても、他にも考慮しなければならない点があります。例えば、普段部活動や習い事で忙しい生徒は塾の時間割に合わせるために自身のスケジュールをある程度調整したり諦めたりする必要があるかもしれません。個別指導塾の場合、通常は複数の講師が1つの塾に在籍しており、その中から生徒それぞれに合う先生が担当するシステムです。体験授業を担当した講師との相性が悪かったとしても、他に生徒の性格や通塾目的に合った先生がいるかもしれません。その場合、生徒の性格や勉強方針に合わせてくれる先生が他に在籍していないか塾に相談しましょう。また担当講師指名制の個別指導塾の場合、体験授業を担当した講師が非常に人気であった場合、その講師を入塾後に指名できない可能性があります。個別指導塾は先生との相性が非常に重要になるため、入塾する前にこれらの点についてよく確認しておく必要があります。