小論文の書き方【前編】 - 兵庫県の個別学習塾【まんてん個別指導塾】

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まんてん通信

小論文の書き方【前編】

2019.01.07

 年も明け、受験というものがどんどん間近に迫ってきました。そんな今回は、自己推薦文に続いて推薦入試や私立専願の生徒が立ち向かわなければならない『小論文』の書き方について、前後編に分けてお伝えしようと思います。

STEP0 小論文とは何か

 小論文というと難しく聞こえますが、自分が考えたことを書く、と捕えていて問題はありません。ただ、通常の学校の宿題などで出されてきた「作文」との違いは『論理的に自分の意見を述べている文章』であるという点です。論理的であるか否かは『論拠=根拠や理由』がはっきりと示せているかどうかにかかっています。

 文章全体を要約した際に『~~であるから、わたしは~~だと思う』という形になっているかどうかが非常に重要な部分ですので、よく注意しましょう。

STEP1 採点基準を知ろう

 インターネットを検索しても、小論文の詳細の採点基準は容易にはヒットしません。このあたりはオープンにはならない情報ですので、仮に検索して手に入った情報も、それが自身の受験する高校での採点基準と同じかと問われると、やはり違うと見ていいでしょう。

 ただ、基本的には何らかの項目に対して配点があり、加点もしくは減点されることで点数を算出する形であることは変わらないでしょう。

 その為、一般的に考え得る「与えられたテーマに従っているか」「タイトルは内容に即しているか」「論拠を示せているか」「誤字脱字はないか」「文章作法は守られているか」などの項目は採点基準に入っているとみるべきです。その高校独自の基準項目が一つ二つあったとしても、一般的なこれらの項目が採点に影響しないことはまずありません。確実にあるであろう採点項目に気を配り、きちんとそれらを抑えていけば十分なものが書けると思います。

 では具体的にどのような項目が予想されるのか、いかに列挙しますのでよく読み、また練習で自分が書いたものともよく照らし合わせるようにして下さい。

 

内容に関する項目

『課題のテーマに沿った内容であるか(課題を理解しているか)』

『自分の意見がはっきりと述べられているか。その主張が整っている(ブレていない)か』

『意見に対する理由が論理的・客観的に述べられているか。説得力はあるか』

『その論に他者にない独自性はあるか(ありきたりではないか)』

『全体の構成・段落(200字以下の場合、段落分けしない場合が多いので不要)ごとの役割は明白か』

表現に関する項目

『制限字数に収まっているか。(~字程度=±10%以内、~字以内=-10%以上)』

『文体は常体(だ・である)に統一されているか。書き言葉(話し言葉になっていない、ら抜き言葉を使用しない、など)か』

『主語・述語の関係は適当か』

『言葉を正しく使えているか。若者言葉や略語などを使用していないか』

『誤字脱字はないか』

『字は楷書(普通に書けば楷書になる)で丁寧に書かれているか』

『原稿用紙の使い方は正しいか』

 

 もちろん、高校などの説明会や中学校側からの採点基準などの解説がある場合は、それに従って下さい。

 ちなみに、『与えられた字数を超えた場合』『制限時間内に書き終わらなかった場合』『著しく字が汚い場合』は内容にかかわらずその時点で『評価対象外=0点』となる場合があるので、そうならないようによく注意しましょう。

 

 後編では、実際に書き始めていく流れについて解説していきたいと思います。

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