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講師の日記
講師(林先生)の休日⑫
2019.01.20
お久しぶりです、講師の林です。去年の3月以来、2回目の登場です。
さて、もう2月ですが、ここでわたしの今年の目標を発表したいと思います。
深い人間になる、これが今年の目標です。結構恥ずかしいので小さめです。
深い人間、、、芸術わかってそう、、、というちょっと浅めの考えで、今回は早速、横尾忠則さんの公開制作をみにいきました!
横尾忠則さんはご存知ですか?兵庫県西脇市の出身の画家で、今放送中の大河ドラマ「いだてん」のロゴ等も描かれたそうです。
公開制作当日。
お昼過ぎに美術館に到着、見るとそこにはなかなか出来上がりかけの絵が!あかんちょっと間に合ってないやんっと思いつつ、座って横尾さんの再登場を待ちます。しばらくしてから横尾さんがご登場、そのままさらっと筆をとり続きを描き始められました。緊張感が漂う中、黙々と描き進められ、1時間もしないうちに筆をおかれ完成となりました。
絵の構図は、絵を描く自分を描く、というもので、フェルメールの《絵画芸術》を思い起こさせるものでした。何よりも自画像がそっくりでした。自分の後ろ姿なんて滅多に見ることはできないのに、そっくりでした。夢中になりすぎて写真を撮り忘れたことは反省しています。
公開制作が終わった後にお話しされていた中で一番印象に残ったのが、絵は完成が目的ではなく、描くことが目的だとおっしゃっていたことです。わたしにとって、絵は必ず完成が目的であるものだったので、単純に驚きました。それと同時に、完成ではなく過程を目的とできる何かをわたしも見つけたいと思いました。普段の生活では、結果が最も重要であることが多いように感じます。しかしだからこそ、結果ではなく過程、つまりやることに意味がある何かが大切なのではないでしょうか。
また、過去の公開制作の作品等の展示もみることができました。
公開制作やその作品は、美術のことを何も知らないわたしがみても、もちろん感じるものがあり楽しむことが出来ました。ですが、例えば絵の技法や色彩についての知識があれば、全く違った見方ができ、作品をもっとよく理解できるのだろうということも実感させられました。そう考えると悔しくなってきたので、今年の目標達成のためにも、美術だけでなくもっと色々なことを学びたいと思います!
最後になりましたが、写真を撮り忘れたことは反省しています。ここまでお読みいただき、ありがとうございました!